MAHI HULL / マヒ・ハル
2018.11.06

ハル、それもロングボードですからやはりマイノリティです。
ですが、なんでこれがマイノリティなのか、私はいつも不思議でしかたない

そもそもハル自体がまだまだマイノリティですからの。ましてやロングボード・サイズとなるとノーズライダー式支配のまだまだ根強いカテゴリーでは無理もない、と。

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マヒ・ハル・コンセプトの話をするときいつも触れるんですが、ロングボード・クラスのハルというといわゆるグライダー系をプラットフォームに採用することが多いです、少ないながらもね。
そしてハルの、つまりディスプレイスメント・フィーリングはハルのど真ん中系サイズ、ミッドレングスに比べて控えめにされる傾向にあります。

これにはちゃんとワケがあって、やはりなんだかんだ波のある環境でのビッグスライド・デザインとしてデザインされるから。
こういうものの出身地はまずほとんどカリフォルニアですが、彼の地だって小さい波は珍しくないし実際そういうコンディションで楽しまれることは少なくありません。
それでもやっぱり、そのいいトコにフォーカスされるものなんです。

もともとマヒ・ハル、リッチ・パベルと私がここ日本での最高に楽しいチョイスになるはずという確信でプロジェクトを進めました。
ですから、日本の波環境とサーファーにドンピシャのひとつ。

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今朝は私、EISHIN 9'4" MAHI HULLで、昨日からはど〜んと下がった膝・腰の波。
とてもいいパドルと波のキャッチ、すごく速い滑走スピード、敏感なレールを活かしたハルならではの波の上下を大きく使う動き、などなどのハルの重力解放フィーリングがロングボード・クラスに増幅されます。

こう言うと、ゆったりしたサーフィンに聞こえると思いますが、その通り。
その一方ですごく速いサーフィンでもあります。ゆったりだけどめちゃめちゃ速い。

ロングボード、デイル・ベルジーが生み出したピッグが盛り上がって、違う選択が知られ始めましたからぜひこのマヒ・ハルも試してみていただきたい。

ところで私、EISHINにはEPSで削ってもらいました。通常のウレタンの勢いは捨てがたいのですが、軽量なEPSをやや重めに巻くという選択肢も試してみたのです。ですからEPSといってもピラピラな軽さではありません。
これから寒くなっていきますが、冬は重くないロングボード・クラスはありがたい、ってのはありますね。

この板、何度かライドを重ねていますがおおむねコンセプトが実現されています。
おおむねというのは、重さやブランクスのチョイス・巻きのプラン・フォイルの傾向、といった要素で板のどんなパート・要素を強調するかなどのキャラを動かせるからです。

マヒ・ハル、佐藤英進にもプロジェクトに参加してもらって、この板をオーダーしてみようと言うみなさんは、PAVELでもEISHINでも可。

もちろん、コンセプトの解釈は製作者それぞれですから、同じコンセプトで違う板になるのは当然です。
どうですか、こういうの興味のあるみなさん、1本いかが。


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