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イージーワイダー、年々人気の高まるモデル。
http://ms-surf.com/board/2013/05/pavel-easywider.html
シングルフィン、2+1、クアッド、ツインザー、ツインフィン、などの多様なフィンセットアップでカスタムオーダーができます。
それぞれにフィットしたボトムアレンジがほどこされますよ。
モデル名のとおり、幅が広くて乗りやすいキャラクターが大特長ですが、インパクトのあるボトム/アンダーレールにシェイプされた"チャイン"が目を惹きます。
私はいつもリッチのシェイプをとてもたくさん立ち会いますが、派手でダイナミックなデザイン・造形とその恐るべき完成度に見飽きることがありません。
一方、パッと見、シンプルでひたすらなめらかな面造りを持つシェイプには、たいていとんでもない意図的で複雑な面変化が仕込まれていて、それにはあらゆるカタチを持つもののデザインの中でも自然の驚異に近い驚きがあります。
このモデルにほどこされるチャイン、どう見ても派手で謎チックな仕掛け。
チャインはその他のパートとの融合があってはじめてその威力を発揮するアイデア、アイデアが最初に現れた70年代はチャインそのものの機能的性格の主張にボード全体とのデザイン的フィットがまとめきらずに継承されなかったという経緯があります。それほど作り手にとってはとても難しいデザイン。
これって、60年代から70年代に開発されたいろいろなデザインが継承されなかった事情とみんな通じますね。
ところでイージーワイダー、リッチ・パベルのマジックによってこのモデルのコンセプトに調和されたチャインと他のすべてのパート。
幅の広いプランシェイプをたやすくレールtoレール、ミッフドレングスであることを感じさせないすべての操作の軽さ、そして段違いのターンと走りの伸び。
もちろん、サイズの平均をはるかに超えたテイクオフの優位性など、どんなサーファーでもウエルカム。
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