エッジレス、凍ってなけりゃあ、最高!
2017.10.11

いきなりスノーボードの話ですが、古くからのエムズのお客さん達は、"お〜っ"って思ってくれるかもしれません。

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エムズ、スノーボードをスタートしたのはかれこれ30年以上前。10年ほど前に店から姿を消したのは、早い話飽きちゃったから。
マジメな話は、飽きたのは滑ることじゃなくて、デッキの絵柄だけ変えた毎年のニューモデルを販売する事に飽きたんです。

うれしい事に、私たちはスノーボードが現在のように発展する前のプリミティブな体験から始めるできました。
プライウッドのただの板に下駄の鼻緒をくっ付けたような(ちょいとおおげさ、ね)ものがスノーボードと呼ばれた頃から、現在のイクイップメントに発達するまでのダイナミックな変遷をそのままリアルに付き合ったので、ある程度の完成形に達してからは毎年繰り返されるデッキの絵柄の書き換えだけでニューモデルというマーケティングにシラけたワケなんです。

ところが、です。
数年前になりますが、スノーサーフィンというようなテーマのスノーボーディングが盛り上がり始めてるという話が聞こえてきていました。

そんなふうに古くからスノーボードに関わったので、エムズにはプロ・キャリアに進んだ者も含めてナイスなチームライダーが何人か在籍していました。

その何人かは現在もスノーボード・シーンで活躍している子がいましてね、その代表格に"神ちゃん"こと、神森君がいます。

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"神ちゃん"はそのスノーサーフィン・シーンについて私にいろいろレクチャーしてくれて、彼が関わるTJ BRANDのFISHYな板を紹介してくれました。
それがどんな滑りを体験させてくれるか、神ちゃんの話だけを聞いただけでは私はちょいと話半分にタカをくくっていたのです。

そのシーズンのある日、そのFISHを持って数年ぶりに山に向かった私は、その板に完全にやっつけられました。
普通のゲレンデのパックの完全カービングだし、そのたった1日に見つけたちょっとしたパウダーセクションなんてもう、あれほど通ったパウダーマウンテンの楽しさを一発で思いだす事ができました。

黎明期から積み重ねたスノーボードのコンストラクションとノウハウが私の頭の中でその新しいスノーサーフィンを勝手に想像していたものが、ぜんぜん進化していたのです。
それはもう、ただただごめんなさい、と。そういう彼らは、すごくヤってたんです。

で、その後、彼らのボリューム・プロダクションとは別のリアルなボードデザインの話を聞かされることになります。
それがここで紹介する、エッジレス・ボード。

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このプロダクトは神ちゃんとその仲間達が主宰する、SUNRISE SHRED SURVICE名義でもろにハンドメイドされる板です。
その呼び名どおり、エッジの無い板。
ところがそれ、サーフェイスが凍っていなければ過去最高のスノーボード・フィーリング。

神ちゃんいわく、サーファーはこれでしょう。そう言う、彼ももちろんサーファーである。

このコンセプトを発展させてきた神ちゃんと私たち山王ファクトリーは、新しい、そしてさらにクオリティと機能性を追求したコンストラクションにトライする事になりました。

まるでサーフボード造りのようなプロセスで生み出される、それも進化したスノーボーディング、になるかもしれませんよ、もしかして。


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