いつもいつも、私たちのサーフボード・デザインはノンストップです。
リッチ・パベルは無限のデザインとイメージを見せてくれます。
マニー・カロはアップデートを止めません。
日本の仲間にはリッチ・パベルから多くを学んでいる二人。佐藤英進と今日の話題の主、高橋 健次がいます。
高橋 健次は山王ファクトリーの主、リッチの板のグラッシングを一手に任される世界でもトップのビルダー。
彼の仕事はすでにグラッサーやサンダーの領域を超えて、1本のPAVELを仕立てるプロセスの中でもう1面のシェイプとでも言える役割を果たしています。
その高橋 健次のオーナーブランドがOZ。
高橋 健次がサーフボード・デザイナー/シェイパーとしてシェイプする板は、とてもシンプルであり徹底的に追い込む"整え"です。
ここをかっこ良く洋風に言うとね、"FINE" 云々というステージの極のことです。
デザインを実体化するのがシェイプという作業ですが、デザインの機能を最大に現すのは整えです。
ここを高く整えられている板、はたしてそれほどあるか?
それを最大のフォーカスに据えたサーフボード・デザインが高橋 健次のアプローチです。
で、今日紹介するこの板、ぱっと見には特に目立った飾りはありません。
コンセプトはモダンクラシックなオールラウンダー。当然ですが、このコンセプトは今始めて着手したものではありません。
このコンセプトのロングボード・デザイン、それもデイリーなヤツを今また見直して徹底的に磨き直すというプロジェクトです。
写真はアウトラインをカットしたばかりのところですが、すでに素性が現れているじゃありませんか!
次回に続く、と。