エムズのリペアー報告、今日の2本目。
2015.03.21

さて、次の板はVELZY Easyriderです。

ボトムをミントグリーンのピグメント、デッキのインセットはクリアーというシンプルながら素敵な顔つきの1本です。

修理は3カ所。
ノーズ寄りの左側レールに大きくないけど、深めの割れと、そこから少しだけ離れた位置に割りと尖ったカタチの(例えばボトムの小さな石っこころ、とかね)何かがヒットした小さく深いクラック。

そして今度はテール寄りの左側レールのボトムよりの位置、ラップラウンドのラミネートグラスの割れです。

まずはノーズよりの2カ所、コレは深いのでクラック深度までのサンディングでほぼフォーム付近まで達したと思われますね。

ビフォー、2態。
DR_VER_B1.jpgDR_VER_B2.jpg
これが、アフターですね!
DR_VER_A1.jpg
当然その深さはボトムカラーに色合わせをした、同じくカラーレジンで埋める作業から始めます。

その後のサンディング〜カバーグラスのラミネート〜ホットコート〜サンディング〜グロスレジン・コート〜空研ぎ〜水研ぎ〜ポリッシュという流れ。
それらすべてがほどこされた最終的なサーフェイスが元通りのツラいちという仕事はいつもの通り!
DR_VER_A2.jpg

そしてテール寄りのラップのグラス割れも同様に作業されますが、こちらはグラスが割れていてもキズと周辺のグラス浮き・剥離にはなっていないのでキズを取り去るためのサンディングに深さは必要ありません。

DR_VER_B3.jpg
それでもクラックを取ったサンディング部位にはクリアーのグラスをラミネートしますので、後はノーズよりのキズと同様の作業で仕上げられてこの通り。


これ、アフターです。
DR_VER_A3.jpg
つまり跡形の無いほど奇麗に仕上がって終了というわけです。