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まるまる2ヶ月にわたったリッチ・パベルの来日シェイプの日々ですが、明後日の成田からの離日を控えていよいよ最後の仕事中です。
今日は午前中に雑誌Blueさんの記事のための写真撮影をすませて、午後から残り2本のシェイプです。
しかしそれも今日は夕方からの約束のために5時ころには切り上げなければいけないので、もしかして明日の最終日も朝からシェイプ?、って可能性も。
ちなみに今日の撮影は、とあるデザインについての記事のためのもので、ちょいとテクニカルな話題になるので今回は私が久しぶりに記事を書く事になりました。
ですから私が話の内容をイメージして、欲しい写真の打ち合わせをしながらの撮影でした。
その記事の内容についてはもちろんまだお話できませんが、かなり興味をそそる中身にできると思いますので、5月発売(たぶん)のBlueをお楽しみにしていてくださいね。
さて、リッチにしてもマニーにしても、来日シェイプ&製作は我が家で家族の暮らしをしながらの仕事になります。
昔ながらの言い方でなら、同じ釜の飯を喰ってもらうよ、ということになるのでしょうね。
家族になるんですから、ただの居候みたいなわけにはいきません。家のやり方で生活し、家長である私の指図だってあるんです。
ウチは家にいる家族にはご飯を食べてもらいますし、もちろん家の滞在に費用などをもらいません。
時々開けっぴろげにお話しできるお客さんから訊かれて説明すると、大変ですねすごいですねそれだけ面倒みるのって、などと言っていただけます。
ですが、そういうものをサーフボードの製作コストに含めてしまうと、けっして安価ではなしリッチの制作費や世界でもトップのひとつのグラスワークで出来上がる板はとんでもない価格になってしまいます。
ですから、ウチでの滞在はホントに養う家族が一人増えたという考え方にしてます。
こういう話にも興味を持ってくださる方がいるのでご紹介していますが、ここで言いたい事はですね、そりゃちょっとはエムズは頑張ってるでしょ!、っても言いたい。
が、それよりもですね、つまりそうしてでも日本のサーファーにお届けしたい、そういう価値と喜びのあるサーフボードっていうことなんですね。
ですからリッチの一所懸命度だってハンパじゃありません。
オーダーいただいてお待ちいただいているみなさんも、ストックを手にしていただけるみなさんも、絶対スーパーラッキーなんですったら!
見に来てくださいね、板。
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