先日お伝えしたようにタナカ・サーフボードのエッジ・スワロー、エムズが責任を持って選んだこのモデル、カスタムオーダーの取り扱いをスタートしました。
やはり、その作者のアイデアと持ち味が発揮されているデザイン／シェイプ／モデルを選択して紹介するのがショップとしてのつとめ、と。

モデル紹介のページでも書いたように、エッジの効果そのものが機能性としてキャラの立ちが強いゆえに味を求めにくいエッジボードの中にあって、"よく出来た"エッジボードという条件をクリアしたその先にこの板特有の"個性"を発見したことが、この板をまずエムズのお勧めとしてこのモデルを選んだ理由。
その個性が、けっこう強い、強いけどその個性を好きになれるサーファーにとってはその板を求める大きい理由になる。

ちょっと言い方があぶないけど、というかそこにキモが隠れてるんだけどこの板、早い話が動く板。
動く板、ってのは私の世代でなら聞き慣れたセリフなんだけど、そのホントの意味はいい操作とセットの"動く"なんである。

その視点を強調してメインのパートがデザインされたエッジボードは、明確で大胆なリクエストというオプショナルな条件の上で作られたものを除けば意外と少ない。

いつもお伝えするようにどんなデザイン・シェイプでも絶対なのだけれど、"よく出来た"板、つまりいろんなカテゴリーのそのキモを高バランスで備えた板というのは少ない。
その上で"よく出来た"エッジボードのクラスで、このタナカ・エッジスワローは思い切って"動く板"に踏み出している。

それに気づくと、エッジボードの多くは機能性の高さのその機能性が基本的要素であることで、いいけど飽きる、という気分に陥りがちな理由が分かる。

基本的な機能性の高さを満たした、"よく出来た"エッジボード、でありながら普段の波で楽しく"動く"板という意外性がこのモデルのウリ。


ここで紹介している３つのアウトライン、私たちが試しているこのタンジェリンカラーの１本をベースにして作者であるタナカ氏にあれこれのフィードバックを伝えて、それらを反映させたアウトラインのスタディの一部です。

そんなわけで、みなさんにいただくカスタムオーダーにはそれぞれの嗜好に応えたアウトラインやボトムのアジャストなどの準備ができています。
今までエッジボードに関心があってもそのデザイン・シェイプ上の、またグラスプロセス上の高コストなどによる価格がネックになっていたり、そもそもエッジボードの正体不明感だったりで選択肢のランクが上がらなかった人にも魅力のある価格というのもお勧めです。

お問い合わせ・オーダーのご相談もお待ちしています。