PAVEL Fish
2025.09.15

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先日もお伝えしたように、やはりにわかに(と言ってもそんなマジョリティなスケールじゃ無いけど)フィッシュの話題がちらほらと増えてきました。

エムズ文化圏ではお客さんや仲間たちと、いつでも色々なサーフボードとデザインの話題がテーブルに乗っているので急にまたフィッシュの話ってわけじゃないけど、それでもイベントの話とともにみんなの気分も刺激しますね。

PAVELファンにはお馴染みですしフィッシュに限らずおよそあらゆる板のどれもがですが、それにしてもフィッシュのデザインは"いったいいくつあるの?"ってくらいデザイン&シェイプが豊富です。

ビジネスのためならそういうことにならないものでしてね、リッチ自身がいくつもの良いデザインを引き出しに収めていても何かのきっかけで常に発展系や違うアレンジなどに着手するんです。

音楽家が曲を書いたり演奏することが留まらないないのとか、画家が絵を描くことが止まらないのとか、そういったことと同じようです。
ですから人気のあるモデルを色々なサーファーからのオーダーに応えることも、閃いたデザインやアイデアをすぐにシェイプに現すことも、どれも同じようにあのスイッチが入るのです。

全ての板、1本1本、リクエストの中身と文字が多くても少なくても、それを本気で読み出しながら恐ろしい緊張感をもってデザイン&シェイプするんです。

私ね、思うんです。
PAVELボードの素晴らしさを知って求める日本サーファーはとてもラッキーです。

いや、こんなこと言うと上からとか偉そうとか言われちゃいそうだけど、シンプルに事実です。
だってエムズ・山王がリッチ・パベルのPAVELボードが求めに応じてあなたのために製作されて、波乗りできるのです。

世界のどこに行ってもPAVELをカスタムオーダーで手にすることは、とんでもない迷路。

ついでに言っちゃうとですね、エムズ、っていうか私とウチが彼と彼の滞在とその前後とかを全部ケアして、ウチの飯食って風呂入って寝起きして、それはもちろん私たちが彼を家族として迎えるに値する人物であるからで、だけど今のこのインバウンド頼みの日本の一部経済状況なんかも考えてみたりしたら、そのような環境作りを勘定してサーフボードの値段にひとっつも入れてないです。

この不思議な製作環境と日々を彼自身も喜んで積み上げてくれています。

いばりたいわけでも何でもなくて、これがやりたいことです。

ですからみなさん、どうぞぜひお楽しみください!
そのために私たち、やってます。

それに、だって自分がそういう板の波乗りを味わいたいじゃないですか、そしたら自分でやらないとなんです。
2時間波乗りして1本の波のそれもその途中のどこかだけでも、そういうのはちょいちょい味わえるし起こる。これ、PAVELで波乗りするサーファーは分かりますよね。
全部じゃなくてもいいの、一度も無いまま知らずにどこまでも時と波が消えていくのと、どっちか選ぶまでも無い。

今日のこの写真、PAVELのそんなフィッシュたちのどれかですが、本物の、FISH