


このモデル、パラレラー・ハルについてのお問い合わせについて、特徴をお伝えしますね。
アシッドのピュアハル・ライン、ど真ん中モデルのラウンデッド・ハル、スピード・ハル、アンティスタティック・ハル、スタビー、PMH、などがありますがもちろんこのパラレラー・ハルもそのひとつ。
モデル名の通り、アウトラインの両サイドがパラレルな(とは言っても、並行な直線ラインではないよ)傾向のラインが与えられることから名付けられています。
ちなみに今日はこの板、8'4"というちょっと長めの1本を見ながら話を進めます。
およそのサイズレンジは、6台中・後半あたりからこの写真の1本のような8台中盤くらいでの選択になるでしょう。
ですからサイズレンジは広めで、モデルの特徴として特に短めだとか長めだとか、どんなサイズがいいということは無くて、カスタムオーダーにしてもストックにしても選んだそのサイズそれぞれにこのモデルの特徴が反映されていると思ってください。
さてその特徴は?
例えばラウンデッド・ハルがやはりモデル名が語るように波乗りのカーブ・孤の豊富なラインでの動きやターンを持つように、パラレラー・ハルは波の先へ先へと伸びやかなラインが得意です。
もちろんリッチな感触を持つアシッド・ピュアハルの基本通り、波の上での上下の移動量が大きく、例えばボトムからトップへと上がるターンでのリフトの速さとその重力から解放された上昇感は別格です。
その上下の速さと浮遊感をそのままに、ラインの先への伸びを持ち、その伸びの立ち上がりが早いのがこのモデル。
そして板そのもののサイズ(長さ)それぞれでこの特徴が発揮されるわけです。
ボトムをテールから見た写真でも分かるように、フィンエリアからソフトなスカッシュのテールエンドまでのやや幅のあるエリアが与えられることで、ピュアハルならではのテールエリアのフレックスはもちろん、ツイスト(ねじれ)も豊富になります。
さてその上で、このモデルの動的性質を思い浮かべてもらえば想像がつきますね。
ターン時の波側の水の最終点がテールの角パートになることでレールラインのより長いエリアがツイストして、ターンのリリースではエリアの長さとその反力により前へと伸びる動的キャラクターを創り出します。
これがパラレラー・ハルの魅力。
ファンタスティック・アシッドは現在2025年5月来日の山王製作カスタムオーダーを受付中です。
どれもディープでリッチなフィールのディスプレイスメント・ハルです!
もちろん、今年の来日製作で加えられたフォイル、特にテールエリアのフレックス&ツイストをさらに強調したナキリフォイルでのオーダーも可能です。
どうぞご相談ください。
