Fantastic Acid, 12' Parlementia Hull Glider custom
2024.10.25

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フィニッシュ! 今年最大サイズの1本、何度か紹介しているので覚えてくれている方もいるでしょう。

この板の素性、もともとはトリスタンが地元のビッグウェイブであるパーレメンティアの最大サイズをディスプレイスメント・ハルでサーフするというミッションを掲げて生み出したボードです。

このブレイクが本当の姿を見せた時はハワイ・ノースショアのサンセットに比べられるほどのシリアスなビッグサーフ。
そのような波にチャージするサーファーはダウンレールとコンケーブもしくはパネルボトムのガンを選ぶのがほとんど常識ですが、トリスタン自身のデザイン・シェイプするファンタスティック・アシッドそのものがディスプレイスメント・ハル専業ブランドでありそれこそをライフタイムのフォーカスとするトリスタンがパーレメンティアをハルでサーフすることはむしろ当然。

このモデルはその起こりからパーレメンティアをサーフして目標を達成するまでのストーリーは以前にも詳しく紹介していて、しかもBLUE誌にもその記事を書き写真と共に掲載しました。

トリスタンは近年、世界中のハル・ヘッズの求めに応じて何ヵ国かを訪れてアシッドの板を製作する中でこのモデルも各地でオーダーを受けるようになり、その流れの中でさらにこのモデルをベースにしたグライダー・バージョンの可能性が見出されました。

その後グライダー・バージョンがデザインされて紹介されるとガン・バージョンと同様に求められるようになったのです。
日本でもコロナ明けの前回の来日山王製作時からグライダー・バージョンのカスタムオーダーが制作されて、今年は何本かのこのモデルと共についにその最大サイズである12フッターのカスタムオーダーをいただきました。

オーダー主は長年のお馴染みさん、いろいろな板でサーフするサーファーですが、中でもこのようなビッグボード・フリーク。

エムズでは全国からビッグボード好きが集まっていますが(もちろん、マイノリティだけど)、それももともと私自身の趣味に呼応してハマったサーファーが多く、今日のこの板のオーダー主もその一人。

エムズのビッグボード好きのキャプテンです。
さて、彼のサーフリポートが楽しみです!

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