エムズ、本日から通常営業に戻りました。 と言っても、明日の朝の便でフランスに戻るトリスタンを羽田のホテルに送り届けるので少し早い5時前後の閉店にさせていただきます。
昨日までの4日間、お休みをいただいて下北沢・アドリフトでのファンタスティック・アシッド・イベントの準備から撤収まで無事に済ませることができましたが、イベントには100名近くのご来場をいただき張本人のトリスタンも私もびっくり。
なにせ、今回のエキシビションのメインであるムービーと自作本のテーマは文表現と波乗りの共通性についてがテーマ。
SOLLERS / SURFING ソラーズ・サーフィンと銘打って、フィリップ・ソラーズの文体表現の中から特にアバンギャルドな手法と波乗りのフロウについて。
そういうものですから、一般的なサーフィン・ムービーとは全く違う観点ではあるのですが、トリスタンはそのような一見まるで接点の無いように思われている表現同士にはいくつもの共有点があることを彼のビジョンの中に、ごく普通にフォーカスしているのを私は見ています。
実は私自身も同じような観点でして、今まではそれはお互いの話の中での、いわば茶飲み話だったりしたのですが、彼はこのプロジェクトでは明確に作品化したことである意味でチャレンジではあったとも言えて、でも表現ごとですしそのエキシビションですからドーンと真っ向から行くのが吉。
そんなわけですから、トークセッションでは特にリョウマ君(また近いうちにちゃんと紹介します)のおかげでフランス語〜日本語のとても興味深い話をお届けすることができました。
展示の詳しいコンセプトについてもおいおい(とっても中身が濃いのでね)紹介していきますが、こちらも皆さんにすごく好評でした。
そしてもちろんトリスタンの今までの映像作品も2つご覧いただいて、それらは以前からのエムズのお馴染みさんたちはご覧いただいているものなんですが、今回のようにたくさんの皆さんご覧いただけるのも大変良い機会。
ちなみに開催中の写真が無いのは、私自身がその内容に見入って聞き入ってしまっていたのと、あとは誰かとおしゃべりしちゃってたから。
このエキシビションを企画・運営してくださったグリーニングの関口さんとそのスタッフの皆さんは、我々のリクエストをたくさん叶えてくださって結果素晴らしいイベントになってトリスタンと私は心から感謝します。
会場の下北沢・アドリフトはいわゆる電車街の複合施設のリロードにありますが、リロードの中心的な施設でもあり私たちも宿泊した(湘南〜下北沢の4日間往復は厳しいよねってんで)マスタード・ホテルは会場まで1分という近さはもちろん、シンプルでクリーンな雰囲気から居心地の良い造りと快適さまで極上です。
またもう一つのトピックはイベントの来場者に素晴らしい料理が提供されたこと。
やはりグリーニングが運営する奥渋のチャウチャウとペズによるコンボは大人気でした。
アドリフトにはとても贅沢な厨房まであるのです。
しかもですよ、エントランスに併設されたバーでは飲み物が提供されるってんで、随分飲んでた人もいましたな。
私も普段ならそっちの手ですが、今回はそれほどの内容のイベントでもあるので、グッと控えめに。
かいつまんだイベントの報告ですが、まだまだうんとたくさんの話題があります。
後日、あれこれと刻んで紹介しますよ。