PAVEL, 6'1" custom
2024.04.27
短めのウイング・ラウンドピンにチャンネル・ツインというリクエストに、リッチの選択はこのプラットフォーム。
テールエリアをあまり強く絞り込まずにチャンネルによるボード後半部の低圧と高速性を遠慮無しにむしろ強調して、さらに動きのしなやかさ・滑らかさと自由度の邪魔をしないテールエリアのロッカーとチャンネルのフィニッシュを施す。
いつも紹介するようにリッチはチャンネルひとつとっても、デザイン・シェイプにたくさんのバラエティを持っていて、あのですね、これってホントに特別なことです。
現実世界に存在するチャンネルが3Dというなら、リッチのそれは4Dと言っちゃってもいいくらい。
久しぶりの秘密映像。こちらの動画で、見えるかな?
240427_61.MOV
例えばここで紹介しているチャンネルの中には、ストレートなリッジ・縦横それぞれの方向へのカーブ変化・チャンネル底部の局面変化・チャンネル外側コンケーブのアウトラインとウイングに協調した深度変化、などなどが全体としてもアウトラインとロッカーに積極的に協調した姿が削り出されているのです。
またこの板では内外チャンネルのリッジをテールエンドで決して、ボトム外側から回り込むパネルのコンケーブに合流させることで滑らかな動きと水をテールのわずかなポイント方向に導く仕掛け。
何もそういう要素はこの板だけが持つのではなく、見た目の仕掛けの派手さのある無しでもなく、その見え方にもよらず、どんな板にも隠れているのがPAVEL。