またやりました、そして巻き上がりました! 例によってモデル名に大した意味はありません。
シャナル、とか、チャナルとか呼んでます。
数年前から私個人のプロジェクトで取り組んでいるデザイン・スタディ。
ミッドレングスのディスプレイスメント・ハルの超リッチでディープな感触を、ロングボードサイズにスケールアップするというプロジェクトです。
リッチ・パベルに完成してもらったマヒ・ハル、佐藤英進のマコ・ハル、どちらも大成功作となってすでに何人ものサーファーに楽しんでもらっています。
そして今年いよいよコロナ禍を乗り越えて戻ってきた、ファンタスティック・アシッドのモース・モースにあらかじめアイデアを投げかけてデザインを山王に持ち込みシェイプして先日巻き上がったのがこの板。
アシッドはディプレイスメント・ハル専業ブランド、とってもディープな乗り味・感触が120%。
ですからこのモデルではディスプレイスメント・ハルの全てのデザイン要素を超強調してあるのが特徴ですし、そこのところの攻め方についてもトリスタン自身も"思いっきり行こうよ!"と言ったデザイン。
頭(ノーズね)デカいのはボード前方のレールまで長く作用させるため。テール絞っているのは、このコンセプトをスケールアップしつつテールの扱いとレスポンスをポジティブに、と。
このモデルではテールはピニーではなくアシッドの洒落たモデルのひとつ、スピード・ハルのテンプレートを流用しています。
フォイルもとっても攻めていて、各端っこ部はビンビン(じゃ、分かんないか)です。
そして当然、ボトムのベリーはウルトラ・ディープ、と。
近々、下ろしちゃおうと持ってますが、まだこいつの前に上がったV-BOTTOMも下ろしてないから気の向いた方から。