この板、リッピング・エッグはもともとDYNAMIC DUO / ダイナミック・デュオと名付けられたのですが、リッチはよく"これはリッピング・エッグなんだぜ"と言っていて、私たちの間では最近はもうリッピング・エッグは通り名ではなく本名になってしまったので、今後はRIPPING EGG / リッピング・エッグで通すことになりました。
よろしくお願いします。
このモデル、数年前のデビュー以降、すでに今までにカスタムオーダーをいただきました。
今回の来日製作でもこの板に気づいたみなさんから過去一のカスタムオーダーをいただいています。
皆さんからいただくオーダーは希望されるサイズレンジやボリュームレンジがとても広いこともあって、リッチはその1本1本に結構違いのあるチューニングを施しながらデザイン・シェイプしています。
ですから先週から今週は何本かのリッピング・エッグを選び出して集中してシェイプしています。
この板、その衝撃的なキャラクターはデビューの時にもたっぷり紹介した覚えがありますが、素晴らしい動きするんです。
ごく日常的な、例えば腰・腹・胸くらいの波だとしましょう。
そういう波でもボトムを深くターンできます、いつもボトムのより遠くの深いところを板はカーブします。というか、そのように板をうんとボトムの深いところまで押し込んでやってください。
そしてボトムターンをリリースすると板はフェイスを駆け上がりますが、ここでもまた波の最上部、つまりいつもより上にまで板が上がりたがるだけ上らせてみてください。
このシンプルなアップ&ダウンが驚くべき上下の振幅が大きく速いのです。
リッピング、より下からあげるからリッピング。またこのモデルでイメージしているリッピングはモダンでベーシックなリッピングだけでなく、このとてもポジティブな上がる性質によってリップやトップをサーフ・カーブするマニューバー性を同時に語っています。
ところで、EGG / エッグと称するデザインの真相。これもね、リッチは説明します。
ここはまた後日。