KEN with 7'0" K2, ショートビデオも
2022.10.02

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EISHIN クルー、お馴染みのケンくん。いつもFISHのいいサーフィンを見せてくれますが、今日の動画はミッドレングスで。
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EISHIN surfboards・ミッドレングスのモデルラインナップは特筆できるポイントがあります。それはデザイン・コンセプトがビシッと立ったそれぞれのモデルが揃っていること。

長さ・幅・厚さ、それ以外には、そうね例えばテールデザインと幅とフィンセットアップ。フォントと文字サイズは選んで文字はどこかで聞いたようなフレーズを並べたけど話の中身は無い、みたいなサーフボード作りがちまたには溢れてる。

いつも紹介するように佐藤英進はクリエーターである。
この言葉そのものが安売りされてるからちょいと面倒だが、私が言っているのは、波乗りのアイデアが自前であるのがスタイルの本質であるのと同じで、内から沸き起こる創造のこと。

それがそれぞれの"モデル"が立ってる理由。

興味深い、あるいはインスピレーションを刺激する他の誰かのデザイン・シェイプを取り込みたい・取り組みたい衝動はどんな製作者にもあって当然であると同時に、その先の創造をする人々を"サーフボード・シェイパー"と呼びたい。
それらのサーフボードは単に"調子いい"だけじゃ無い。新しい発見や体験が続く。

劣化をサポートするためだけの長さとボリュームでは感性は劣化する。
その時点で自分自身が"認識できる要求"と、まあピッタリだとすれば、それはもしかしてそこで終了かもしれん。消耗と飽きの始まり、ゆっくりだとしてもね。

新しい発見や、まして特に体験は小さな不安を伴うけどその積み上げは"感・勘"を鍛えるね。ちょっとづつでいいの。
こっちのモーメンタムを知ると、だから飽きることを知らない。
そういうサーフボードは表面的な消耗(デッキの足跡とか、直した傷跡とかね)が怖くない。まだ開いてないページがあることが予感できてるから。

今日、ちょいとアツくなったのはなぜだか分かってるんです。今朝、波乗り帰りにチャリを漕いでたら数年ぶりにある友人(地元の先輩なんだが)とバッタリ会った。昔から本音丸出しで話ができる人物で、だからお互い軽く本気の話になる、5分ばかりの立ち話でも。

面白かったです。