やめときゃよかった!
2022.08.02

ていう事、ありません? なんて愚痴るくらい今朝はひどい波でした。

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先日届いたファンタスティック・アシッドの入荷の中には私のパーソナル物もあって、FISH HULLはつい先日待てずに下ろしましたが、その勢いをかって今朝は一緒に送ってもらったテンプルボールのフグ1も下ろしちゃいました。

SURFBOARDS TEMPLE BALL, ビアリッツのレジェンド、ジョエル・ルークさんとトリスタンとマックスの3人が、ジョエルさんのテンプレートでクリエイトするリミテッド・プロジェクト。

ちなみにジョエルさんは60年代終わりにオアフに移り、その後腕を買われて主にジェリー・ロペスのライトニングボルトのシェイパーとして活躍しました。

まずは私はジョエルさんのデザイン・ハイライトである70'sシングルフィンをオーダーして、出来上がったその板も今回の入荷分と一緒に届きました。
私のリクエストは8'0"、幅はやや加えて(どーんと広いものでは、もちろんありません)、厚さは放っておいても厚いでしょう(こういう板ですから)、ワイドポイントは少しだけ下げて、スモールラウンドテールに、というものです。
それでもこのゴリゴリな、70'sっぷりに大満足です。

この板、ジョエルさんはFUGU 1と名付けて、わざわざアフターサンドのインクでサインと共に記す。
グラスもまんまトリスタンに任せましたが、これもまたどこをとっても見事に70'sのエクセレント。
こういう板に今の服を着せてはいけませんからね。

私は世代的にこういう板はリアルタイム体験しているので、サーフデザインもグラスも進化した現在の磨きがかかっていてもちぐはぐなモダナイズは絶対NG。
また、味付けの豊富なバラエティで色々なサーフデザインの板に波乗りを楽しませてもらっている私たちには、このような板は何か物珍しいハイライトがあるものではなくあくまでシンプルな良質をいただくという心づもり。

そんなこと言っちゃって、それこそせめてまあまあな波まで待てば良いものを、今日のような極悪クラスに下ろすなどとは言語道断とはこのことである。
バカだから待てないの。

その言い訳に、"とりあえずパドルだけでもいいからさ"、なんていうセリフをそのまま浜であった若い友人に言ったはいいが、本当にパドルだけでテイクオフしたところでグダグダな波で立つだけのコンディション。
これじゃいくらなんでも板に敬意が足りん、ということで近日改めてパドルしましょ。

しかしまあ、この名付けといいロゴの絵柄といい、、、ね。

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