MID KNIV ってどんな板?
2021.05.07

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ベージュのミッド・ナイフ、昨日のお客さんの質問から。

ピギーなアウトラインのミッドレングス、このコンセプトはけっこ定着してきましたから気になっているサーファーも多いでしょう。
ところがアウトラインだけを見ればそのような傾向のカタチでも、ロッカーとフォイル・レールデザイン・ボトムデザインといったボードの良し悪しとキャラクターの両方を決める要素まで見ていくと、こりゃもうとんでもなくいろいろな板があります。

今日はミッドナイフの話なので全体に広げて深掘りするのはまた別の機会にして、ひとつポイントを。
ピギー、つまりピッグっぽいカタチのわけ、アウトラインのテール寄り1/3にカーブを多くできることでターンに深まわり性を与える。
ですから上で言ったデザイン要素まで合わせると、そのカタチのワケが反映されたボードになるかどうかは変わります。

そこでミッドナイフですが、このモデルがとっても違うところは主要パートのデザインが、いわばクラシック寄りのシェイプです。
もちろんここは、どれが正解という話ではなくて一つのデザイン選択なのですが、このアウトラインを持つミッドレングスではちょいと珍しい。

で、これがうまく出来ているとどういう感じかと言えば、例えばフェイド気味にボトムに降りてテール全体を面で踏んでなめらかでスムースな雰囲気のターンでトップに向かう。
ここで言う回転性の良さの特徴は、ターンの始まりの向きでそもそも深さの始まり。
ここでのターンの所要時間は、じわっと踏めば深まわりだけどたっぷりと、クイックに踏めば同じく深まわりだけどフワッと素早く、というふうにライディングのフロウとの相性がいい。

上がったハイラインが速くても、両足の間のレールでラインに乗せる操作ができるから長さが邪魔にならない。
ゆるいフェイスでピボットに回すのにも向いてる。

フレンドリーで全体に穏やかなロッカーに、キツくないけどちょっとしたテールのキックが仕込んであります。その洒落た仕掛けが、ターン操作に分かりやすいきっかけ作ってアシストしてくれます。

お手持ちのクイーバーにぜひ加えてみませんか。

ストックページはこちら、
http://ms-surf.com/board/stock_beige.html

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