佐藤英進がシェイプするオラシム。ムーンテール・クアッド、ストック製作進行中です。


　　今日紹介する写真、ボトムデザインのプランシェイプのなかなかきわどい写真ですが、テールデザインやフィンセットアップによってプランからこれだけ違うデザインになります、という紹介です。
もちろんこの後このままなでるだけで仕上がるわけではありません。
いい板（ホント、にね）ってなんでこんなに違うんだろう？、というみなさんの疑問の答えのほんの一つですが、ワケは必ずあるものです。

ネットでコピー（？、になってればの話だが）のネタを探しまくる輩に向けてではありません、と言えば小辛かな。


ムーンテールはシムスターのテールエンドがそのままムーンアークに切り取られているのではなく、テールエリアのフォイルもコンケーブのコンツアーも違うデザイン・シェイプになります。

ムーンテールはジョー・ボーゲス時代にオプショナルなデザインとして少数が提供されましたが、最近になってサーファーからのリクエストによって復活しました。


サイズレンジはミニシモンズのならい通り、5'前後から長いのまで。
ちなみに今回のストック製作にはミッドレングスのウルトラ・チャンクも含めました。

オラシムは基本的に全モデルを通じて、幅や厚さを含めたボリュームはこのサーフデザインの波乗りキャラクターを決める大事なファクター。
もちろんカスタムの場合は、それぞれのリクエストに応じて各部のチューニングが変化させることができます。

そんな中、しばらく前に特に特大ボリュームを求めるカスタムオーダーに応じてミッドレングスのムーンテールをウルトラチャンク化した7'3"もストックとして再現中です。
この7'3"はなかなか只者ではなくてね、つまり例えばアスリートのテクニカルで素早いスピーディーな動きというとコンパクトな体躯の専売特許だと思っているところに、レブロン・ジェームスがあの巨大な体でスピードも動きの質も切れも誰も追いつけない、みたいなね。


カスタムオーダーのご相談、現在制作中のストックについてのご質問・ご予約など、お待ちしています。