PAVEL, MAHI HULL リポート
2019.08.22

昨年デビューしたマヒ・ハル、今年はすでに何本かのオーダーをデリバリーさせていただきました。

 ビッグ・ハルといえばグライダー系プラットフォーム、それも比較的控えめなデザインが多い中、マヒ・ハルはフルノーズにピニーなテールでカーブの多いアウトラインにディープなハルと敏感なレールという、とてもリッチなフィーリングのロング・ハルというわけです。

すでにデリバリーしたマヒ・ハルで波乗りしたみなさんからは、まずは不思議ですごく速いその波乗りがリポートされています。そしてここが肝心なのですが、なんだかすごく面白い!、と。

なんだか?、そりゃそうです。このフィーリングは誰にとっても初体験だからです。
このくらいリッチなハル・フィーリング、ミッドレングス・クラスまでは体験していても、このクラスの、もろにロングボードでは無かった取り合わせのはずです。

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ファースト・エディションのマヒ・ハルを昨年から体験している私も今年はリッチと相談して、強烈に攻めたチューニングを各部にほどこしたテスト・シェイプの1本を試しています。

つまり、ハルとしてのフィーリングを決定する主だった各パートを限界まで極端なデザインで組み合わせるというテスト。
それは、ウルトラ・ディープなボトムのハル、限界までボリュームを小さくしたレール、にあらわしました。
このスタディの1本、なぜコイツを作ってみたかと言うと、ここまで極端なチューニングをチェックしておけば、いろいろなリクエストに対して具体的なチューニングのデータになるからです。

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そしてそのちょいとチャレンジなマヒ・ハル、やっと良い波でチェックすることができたのでご報告。

どんなハルでもそうであるように、クリーンでシェイプのある波を喜ぶのは大原則。
もちろんスローでゆるい波でも、いいハルは不思議なスピードと滑走フィーリングを味わえます。
一方、シェイプのある波ではその活性は何倍にもなります。

このマヒ・ハルもそんな波になると、ターンはぐっと軽く活発に、そして例の吸われるようにトップに移動します。
そしてまた、この敏感なシェイプなそのままボトムに向かうラインにも、吸われるような感覚のままボトムに移動します。
それはそれは、この手のフィーリングが好きなサーファーには最高のごちそうです。

波の力と板自体が排出する水の量に比例する、物理的で量的パワーそのままの生む速さはまるで重力から解放された軽さと同時。

超ディープなボトムのハルで注意するポイント、テールのパネルを使うカットバックではしっかり軸に乗れるように上半身を開くことを忘れなければオッケーです。

そんなわけでマヒ・ハル、ぜんぜん違う乗り味のロングボードを求めるサーファーに、ぜひトライしてもらいたいシェイプです。

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