・これで、5セッションくらい重ねた感じ。モノはSEX WAXのクイックハンプスです。GOODWAXもこんな感じにできますよ。
先日、エムズでも紹介した完全オーガニックな波乗りワックス、GOODWAX、2度ほど使ってみたのでその使い心地も紹介します。
輸入元さんの話どおり、HARDをベースワックスに、SOFTをトップコートに塗りました。
同じく、ワックスアップにはけっこう時間をかけました。というのは、板が裸だとベースができてくるまでよ〜く塗り重ねてやるタイプのワックス。
無心になってワックスアップ、楽しんでください。
さて、水の中ではそのグリップ感はベタベタ・ペタペタするタイプではなく、割りとドライな触り心地。
かといって、水の中で滑りやすいわけではなくグリップもよし。
セッションを重ねて、その度に塗り重ねていくとツブツブが育つはずです。
最初の紹介でも書きましたが、サーファーが使うワックスも少しでも海と水質を汚さないように、という小さな出来る事から、という気分でぜひ使っていただきたいサーフワックスです。
それとね、これはもろに好みの問題だけど、GOODWAXを塗った板をたまたま寝室のラックに載せておいた。
最初はちょっとクセのある香りかなと感じたGOODWAXでしたが、香りに慣れて寝室にかすかな香りが癒し系、私には。
そりゃそうかもしれません、なんたってGOODWAX、100%オーガニック。
ベースのミツロウ、樹脂(グリップ成分、ホントに木のヤニ、ね)、それとココナッツ・オイル。すべて自然にある香りです。
これはね、パドルしてる時にもほんのり香っていい感じ。
そのGOODWAXを買ってもらったお客さんから、上手くツブツブをつくるようにワックスアップするコツ、を訊ねられました。そのお客さん、ショップのラックに入ってる私の板に塗ってあるワックスを見て、こんな風に、と。
私、浜まで行く時や海から上がって浜で挨拶を交わす知り合いに、どうやってそういう感じにワックス塗るんですか?、ってちょいちょい訊かれます。
確かに私のワックスアップした板は小さなツブツブがまんべんなく出来てます。
もうすでに知っている人も多いと思いますが、裸の板に格子状の線を引くように下地を塗る人は多いですね。
あの塗り方は、トーマス・キャンベルのビデオの中、ボートの上で裸の板にワックスアップするシーン、あれで一気に広まったのでしたね。
私自身が昔からやるベースの塗り方は格子状ではなく、ワックスの角を立ててクルクルと円や渦巻きを描くようにベースを塗ります、大きさも向きも適当に。
カーブの集まりであるサーフボードだから、ワックスアップして出来る模様がサーフボードらしいから。
単に好きなだけ、どっちでもいいんですよ。
この塗り方、デッキにまんべんなくツブツブができます。使い込んで足跡が多くなった板でもOK。
・これがベースのクルクルの上に少し塗り重ねたところです。これもモノはクイックハンプス。ベースだけ一番硬いブルーを使ってやるとなお良し。
そうしてベースが出来たらさらにワックスを塗り重ねていく。
そうすると上手くツブツブが出来てきますよ、いつもワックスが上手くいかないというみなさんはぜひ試してみて。
さて、エムズではSEX WAXのクイックハンプス、ってヤツをメインで販売しています。
名前の通り、凸凹が出来やすく、水温の対応幅が広く、グリップが良い。しかもベースの素材は食品添加物に指定されていて、パッケージの紙も印刷インクもリサイクル可能なマテリアルという、環境へのインパクトにも配慮されたものです。
意外と知られていませんが、このクイックハンプス、対応水温が細かく分けられているのも特長です。
写真でご覧のように、ブルー/レッド/オレンジ/グリーン/パープルの5種類。
細かく用意されているにもかかわらずひとつのカラーの実質的な水温対応幅が広いのも使いやすい特長で、乱暴に言っちゃえば、例えば湘南でならレッドとグリーンの2種類だけでも1年をカバーできる。
そういうユルい使い方もありだし、微妙な水温・気温に対して好みの硬さを選ぶ事も出来ます。
エムズに来たらチェックしてみてくださいね。
で、途中まで使ったワックスを紙箱に入れておけるのも、実はとても便利。パッケージを剥がして入れ物が無いとすぐ区別がつかなくなっちゃいますからね。
これだと特別な入れ物が無くても、使い切るまで箱に入れてキープできます。
その他には冬限定で、TERRA WAXのコールドも販売しています。
これはとにかく寒くてワックスが滑りやすい冬に、塗りやすさやグリップ優先というサーファーに好まれています。
ワックス、塗り方、使い方も波乗りの楽しみですね。