実は、まだいい波でやってません。やってませんが、さらにいろいろ発見したのでさらに報告です。
何日か前の波が続いたある日、まだ今日も残ってるでしょうと、例によって海もチェックせずにこの9'0" Fresh Fishを持って浜に行ってみれば、あらびっくり。
無いじゃん、波。
たまぁ〜に来るセットが割れるんですが、そいつがモモくらい。そういうのを5〜6本乗って、板のチェックもちょいとはできたし、すぐに退散。
前回、この板を下ろした時のリポートでも書きました、まあいい板の当たり前ではありますが、とにかくパドルもテイクオフも極上です。
ロングボードとしては長くない、9'0"というサイズでありながら、どんなスローな波でも漕げば滑っちゃう。
そして滑り出しから速い、とても速いのは素晴らしい特長です。
しかもよく出来たツインザーのメリットで、板を運びたいところに運べるだけでなく、その次の操作との継ぎ目がない速さがこれのまた特長です。
Fresh Fishのレールはfoiled rail、単に薄いのではなくとても軽くレスポンス良く操作できるのに、足下のアンダーレールがちょうど良い反発を得るデザインで抜けば気持ちよく返る。
近年多くのシェイパーがフォローしているフィッシモンズ系の、動き幅と操作のスピード幅に割りと限定的なバンドがあるタイプと違う。
同じく耳の無い板前半部のアウトライン(当然、ロッカーのプロフィールも)、独自の位置のワイドポイントから下の豊富で適度なカーブ、テールロッカーとコンケーブのロッカー、ストリンガーのシェイプ、などなどが合わさってすごくダイナミックで速い動きも、黙ってドーンと走る突撃力も両方を備えてます。
ちなみにこんな小さな波でもハイラインを行けるし、そこから下ろすのも、より角度と深さのあるところに行けます。
つまりコントラストの大きいラインの波乗りがいけます。
で、やっぱりこのカテゴリーとして、いろいろなパターンのレールフィン+センターフィンというフィンセットアップに比べてあきらかに動きにテールの重さが無く、自動的にシュアとでもいうべきハイテクである。
それがよく出来たツインザーのあからさまな特長のひとつ。
もちろんいい板にはそれぞれの良さがあるので、こちらが優れています的な話ではないけれど、ただしサーフィンはもろに明かるい。
次はもうちょい波がある時のリポートをしたいもんです。
Fresh Fish Twinzer、ストックで巻き待ちの9'4"があと1本あります。興味のある方は、ぜひご相談ください。