EISHIN Surfboards / エイシン・サーフボードのフィッツロイです。

ここ数日のうちに久しぶりにお出まし。
以前も紹介したモデルです（EISHIN Surfboards のページは近日追加です）。

こちら、7'2"


ホットバタードのテリー・フィッツジェラルドの名作、ドリフタのトリビュートです。

７０年代にリリースされて、時代下って１０年くらい前にテリーさんのせがれ達の波乗りで再注目されました。

基本、シングルフィンですが、同時にスラスターのようなフィーリングも持っています。
これは小さな小さなサイドバイトと、２つの大きなドロップウイング、そしてそのウイングに同調する短いチャンネル、それらすべて合わせていわばトライフィン的なフィーリングを生んでいるようなんです。

ただし、やはりシングルフィンのスピーディーさが特長です。
ここでは、6'8"と7'2"の２本の写真があります。
6'8"はワイドポイントからテールエリアに向かってアウトラインがよりはっきり絞られていくので、長さどうこうよりもそのアウトラインのコントラストによるターンの積極性が強く、そのターンの性格に廻りたがる個性があります。

これ、6'8"


この感じ、スラスターよりもある種のオチャラケがあって、私は好きです。
テリーさんがそういうノリのつもりでデザインしたとは思いませんが、私たちの日常的な波では以外にもそういう楽しいフィーリングを持ってます。

この２つのサイズを乗ったところでは（十分なボリュームを持たせたリクエストもあって）、どちらもテイクオフはバカ早くて楽チンです。

スラスター／トライフィンじゃちょっと味が足りないけど、何でも来いの万能系な動きの板が１本欲しい、と思ったらこれお勧めです！
乗り味にもしっかり個性があります。