SHARPENING!
2018.03.15

リッチ・パベル、先週は1週間のお休みを取って、福島から塩釜・仙台の友人達を頼って旅をしてきました。

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週明け月曜日から山王ファクトリーに戻って、気分を新たにシェイピング・ツールのチェックとお手当からスタート。

今日まで時間をかけている作業は、小さなカンナ類の刃物研ぎ。

シェイプルームの壁沿いには道具台、そしてその上にずらり並んだ小さなカンナ、ブロックプレーンやスポークシェイプ(細長いヤツね)がたくさんあるのがお分かりでしょう。
これら、実はまだ一部でしてね、友人の大工さん"たどちゃん"に造ってもらった桐製の道具箱の中にはたくさんの小カンナが収まっています。

ところでたどちゃん、私たちPAVEL 山王の製作には欠かせない一人でして、在来の本物大工の彼にはいろいろな手助けをしてもらっています。

さて、リッチの作業現場を見た事のある人からはよく、なんであんなにいろいろなカンナを揃えてるの?、という質問をされることが多い。
同じように見える、あるいは同じものが二つ置いてある事もあるし、それらがご覧のように時にはもっとたくさん並べられて使われます。

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実際にはそれらのいくつかの使用方法はリッチにとってシークレットなテクであったりしますが、多くの人が不思議がるたくさんのツールの使い分けと使いこなす技の数々、それはそれは驚きです。

リッチのツールの話は時々紹介していますから、ちょいちょい読んでくださる方は覚えてくれているかも。

今日紹介しているツールは主にウッド、つまりストリンガーのシェイプに使われる(もちろんフォームに使用される物、もありますよ)ものなのですが、よーく考えてみてくださいね。
ストリンガーは、いつでもどこでも平らに処理されるしかないのでしょうか?

もちろんこれは、これらのツールの使われ方のたったひとつの疑問なだけです。
その形状がシンプルでも複雑でも、サーフボードという、あらゆるカーブや形状を持つ立体の中でストリンガーは実は平らであるのが必然でしょうかしら?、と。

形状だけではありません。
木の種類や木目、繊維の性質、などなどで作業性も作業方法も変わります。それらのそれぞれの条件に応じて最適な作業と木の仕上げをほどこす事で、サーフボードとして欠かせないグラス・コーティングでの凝着性にだって影響は及びます。

そんな風に木であるストリンガーとその周辺のシェイプや処理や仕上げはサーフボード・シェイピングのとても重要なパートです。
名人の板前さんも大工さんも、刃物研ぎは仕事の前の仕事。
リッチも、そうです。

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ところで、リッチが履いてる、もろに下ろしたてに違いないGパン。今はデニム、と言った方がいいかな。
ここではGパン、で。

これ、エムズのディーラーさん、青森は弘前のブレーブリーのオリジナル・プロダクト、ねぷたジーンズ。
クオリティデニムのメーカーさん、ウエアハウスさんとのコラボ・プロダクトで、凝りに凝ったマテリアルとカタチと造りで、もちろんブレーブリーだけでしか買えないという逸品。

普段、まず服が話題になることも無い高橋健次も、"これ、カタチいいねえ〜!"、って騒ぐ代物。
流行り廃りに吸い込まれたくない、男と大人にはグッとくる路線なんです。

さっそく今日も、春めいた気温に浮かれてねぷたを履いたリッチさん、日なたに刃物研ぎの道具を持ち出してせっせと研いで研いで研ぎまくる。


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