EISHIN 6'0" Drifta,
2016.07.16

出ました、ドリフタ!

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近年は普通の板じゃなくて、とにかく歴史のどこかにあった忘れられたデザインをほじくるのが好きっていう人も増えて楽しいサーフシーンになったもんです。

昔からエムズのお馴染みさんは皆ご存知ですが、エムズかれこれ35年、ずっとそういうのばっかりで来ましたからウエルカムなんてもんじゃないですよ。
なんでも相談してね、と。にわか、じゃないですから。

で、つい最近、英進くんがトライしたドリフタ。8時、じゃないよ。
知ってる、までの人はいると思いますが、こいつのオリジナル当時、体験した人はごくわずかのはず。

なんでか?
まず何たってずいぶん前ですもの。30年あたり、前じゃあね〜

出処はですね、あのテリー・フィッツさん。
当時のシングルフィンの弱点を補いつつ、パフォーマンス性を高めるアイデアの一つ。
時代そのものはツインフィンやマルチフィンも登場していましたが、テリー・フィッツさんならではの指向性です。

で、このデザインは当時から私たちの本拠地である南カリフォルニアにも一部飛び火したのですよ。
古いついでにちょいとお話するとですね、当時どこよりもかっこいい板とスタイルを発していたカリフォルニアでしたが、その頃の日本はオーストライアとハワイにフォーカスが行っていた時代です。

私たちの古くからのヒーローの一人、Ensinitasのグル、マイク・スリンガーランドがこのデザインを教えてくれました。
私も真っ先に飛びついた一人でした。
で、ホントに当時一番好きな板でしたもの。

さっき、なんで体験した人は少ないはず、といったかというとですね、そのマイクのドリフタは変わった格好にみんな怖がってぜんぜんオーダーありませんでしたからね、わかってんです。

で、さらに当時テリー・フィッツさんのHot Butterdを日本で引き受けていた友人の、ドリフタはあんまり売れなかったという証言も聞いてますからの。
そっちもでしたか、と。

いや、特に当時のHB好きのサーファーには話題は大きかったんです。
ただドリフタがシングルフィンベースだったことと、HBでは当時若手のデレク・ハインドがツインフィンでぶいぶい言わせてましたから。

そういや、どういういきさつだったのかは聞いてませんが、何やら先日のフィッシュフライの時にリッチが英進にドリフタの話とヒントをあげたみたいなんですね。
そしたら英進くん、トライしてみました!、って届いた写真が何枚か。
今日はとりあえず1枚だけご覧にいれますね。

このデザインにはやはりいくつかの方向性と決まり(と、言っちゃなんだが)があります。
すでにこのデッキの写真だけでも、その格好の何か見えてます。
ボトムやらフィンセットアップは次回に。

もちろん、みなさんご存知の通り、この数十年の間に色々なサーフデザインが進化してきています。
ですから、忘れられたデザイン、たちも"その筋"のデザイナー・シェイパーたちの手にかかれば単にレトロスペクティブをものに再現するだけでなく、その何十年分の進化と合流させた新しいフィーリングが生まれるわけです。

これ、うまくいくといいね!
私、期待してます。