PAVEL 2015はスケジュールをすべて終えて、リッチは昨日無事に羽田を発ちました。

オーダーをいただいたみなさん、すでにお届けできている方もまだまだデリバリーをお待ちいただいているみなさん、そしてリッチ・パベルに感謝します。

私たちはまだまだたくさんの板のグラスワークを残していますが、それらの板の製作はまたとても楽しい作業です。
リッチが最高！、と称する高橋健次と一緒に山王クオリティのPAVEL製作に頑張りますね。

２ヶ月以上の滞在製作は昨年とほぼ同じでしたが、今年はさらに製作数とシェイプのバラエティがグッと増えたので、スケジュール最終日の夜遅くまで作業が続きました。

みなさんからはよく、毎日違う板のシェイプが見れるので驚きと楽しみ、と言っていただけますが、実際その通りでリッチのサーフデザインの幅と奥行きは限界がありません。
以前からよく訊かれる質問に、どうしてあんなにたくさんの新しいデザインが出てくるの？、というのがあります。

で、いつもお話しするのが、急に出てきたり新しいものというだけでなくむしろ以前から原型なりデザインなりがすでにリッチの引き出しの中にあるものが多いのです。

それはずっと昔にデザインしたりシェイプしたものだったり、何かのアイデアとして暖めてあったものであったりなどなど、ホントにいろいろなんですがとにかくそういったデザインがどんどん出てくるのです。
そうすると、みなさんからのリクエストの幅も広がりサーファーによってはサイトなどで紹介しているもの以外でもイメージがふくらむワケですね。

リッチはそれに応えるのにいくつでも別な引き出しを開けるということになります。
で、これはすでにモデルとして紹介してあるものでも同様で、いただいたオーダーの内容の読み取り方によって同じモデルでもアレンジやアジャストが展開するのです。

そんな分厚い内容の作業の日々でしたので、週に１日の休み以外にはサーフボード造りにほとんどの時間を充てました。


写真は最終日の１６日の夜１０時過ぎ、最後の１本を削り上げて健ちゃんと一緒に記念撮影。

みなさんにぜひ知っていただきたいのは、ただ頑張って仕事していたんじゃなくて、リッチ・パベル、本当にサーフボード造りが大好きな男です。