マンダラのお知らせです。
2014.06.07

マンダラのカスタムオーダーをいただいているみなさんには、大変長くお待たせしておりますことをお詫びします。

その状況をご説明した上でも次々に新しいカスタムオーダーをいただき感謝します。

昨年の前半まではおおよそのカスタムオーダー納期は約半年から8ヶ月程度でしたが、昨年の現場の状況変化などがいくつも重なり納期はさらに伸びている状況が続いています。

カスタムオーダーの納期、特にマンダラのような製作スタイル(1本のシェイプに対してつねに充分な気力・体力で臨むので、時間・期間あたりのシェイプ数が多くありません)の場合は納期のある程度以上の遅延などがあり得る事をご了承いただいており、またそのことを充分にご承知のみなさんも多いことにも感謝します。

直接お話しできるケースなどではご説明させていただいていますが、マンダラのマニー・カロがシェイプルームを置いているムーンライト・グラッシングは一昨年の後半からのプランによって、合併とファクトリーの実質的な作り直しが大掛かりに行われました。

それによって生じたファクトリー全体の製作の遅れは、マンダラの納期に大きく響いています。
実質で数ヶ月以上の遅れがプラスされている状況です。

合併よりファクトリーのオーナーシップが変わりましたが、拡大は主にファクトリーの製作数のアップに充てられ、製作スケジュールは扱われるブランドごとのクオリティのターゲットによって開きが大きくなりました。

マニー・カロはファクトリー内に自身のシェイプルームを持つ事で、現場のビルダーたちとのコミュニケーションとリレーションを活用してクオリティのキープに目を光らせることができます。
一方でそれぞれの1本の板の制作過程(グラスワーク)に大なり小なり生ずるもろもろの修正ポイントなどに費やす時間や工程などは、拡大した製作環境の中ではさらに大きくスケジュールに影響することになります。

これらの事が特に納期にひびいている主な理由ですので,ご報告させていただきます。

エムズはたくさんのカスタムオーダーをいただいていますので、デイリーなコミュニケーションのなかで定期的にそれぞれのオーダーのスケジュール確認や、場合によっては時間的な短縮の依頼をするなどして同じくデイリーな管理を心がけています。

みなさんお一人お一人にとっては1本のカスタムオーダーですので,長くお待ちいただいている待ち遠しさが十分に承知しています。
一方、制作現場に心理的なストレスになるような頻度や内容の依頼は控えます。

これは買い手・売り手・作り手の三位が、サーフィンと本当に良いサーフボードとサーファーというサイクルの中で同等な立ち位置にあることを尊重した振る舞いと考えてのエムズの態度です。

マンダラに限りませんが、このような真のオリジナルなサーフデザインは例え使い込んだ板1本でも古くなる事はありません。
エムズではそのような板ばかりをお預かりしてお届けしています。

おまたせしてすみませんが、どうぞご理解いただき、ぜひ現場を応援していただきたいと思います。
よろしくお願いします。