

いつものようにUS版から数ヶ月遅れで日本版サーファーズ・ジャーナル / TSJが届きました。
私個人的には今号は見どころが多いです。何人かのフォトグラファーの作品を集めたグループショーはいつも楽しみにしているポートフォリオ、巻内の写真帖みたいで好きです。
TSJはそのファウンダーであるスティーブ・ペズマンさんによるアンチ・コンペサーフィン、アンチ・プロサーフィンというスタンスを貫いている〜、からの話が編集後記に記されているのも私にはちょっと考えさせられました。
TSJはどれも質の高いアーティクルばかり(と、私は思ってます)が詰まっている中で、今号で私が注目したのはジャック・リーブスさんの話と、"グライダーのある暮らし"とサブタイトルがついた記事。
グライダーにまつわる記事、よく考えたらこれだけ号を重ねたTSJでも今までいくつ読んだことがあるだろう? なにしろすごく少ないはずです。
この記事の中ではところどころ私にとっては??、という部分もあるのですがそれは私がジャッジするような意味ではなく、私の覚えや知ったこととのちょっとしたズレなだけで騒ぐようなことじゃない。
で、その記事の中でビッグボードというワードが記号味を帯びて登場する。
これは私、個人的には単になんだか嬉しいんですが、例によって仮にシーンで話題が増えるにつれて的外れなカテゴライズみたいなものに流れていって欲しいとは思わない。
まあ、そこまでは拡大しないと思うけど。
でも話のその嬉しい部分は何かって言うと、ビッグボードで最初の波に乗ったその時に誰にも訪れる感動の事。
そうなんだよ、そうそう、なんでもっと多くのサーファーが試してみないの?、ってのが私の昔からの不思議で、かれこれ30年近く前から個人的静かな布教みたいにして発信を続けてます。
そう言う私だって、というかいつもあれもこれもで、いろんな板で波乗りするのがやめられないから友人の節操無しはむしろ褒め言葉にしか聞こえなくて称号としてありがたい。
そんなわけで、今朝は多分2年半ぶりくらいでこの板、PAVEL, 11'1" Double Rascalにワックスして波乗り。
チャリンコラックで運ぶにはなかなかデカいので浜までの道中はちょっとだけ気を使うけど、どっちにしてものんびりノロノロ行けばいいだけの話。
ちょうど朝、友人がメッセージで知らせてくれた潮と波予想にそのまま乗っかって浜に行けば、おっ、少し久しぶりにコイツで波乗りするにはちょうどいいのが割れてるじゃないの。
波情報は見ないけど、お天気アプリの風のチャートだけは目を通す私は、今朝は基本オフショアという予測にウキウキしながらチャリンコ漕いでると、あれなんだか風が怪しいぞ。
それでも波にはほぼ影響のない程度で、5・6本ロングライドできるやつを頂戴してオッケーと。
そのちょっと前にまさにノーカルチャーとの遭遇もあったし、岸まで乗った波で早々に退散が吉であろう。
というエムズなので、お馴染みさんやお客さんの中にはビッグボードを楽しむサーファーは少なくない(けど多くはないから、やっぱマイノリティか)。
そしてこのダブルラスカル、最高です! なんか無責任な説明だけど。
興味のある方はぜひご相談下さいね。
そしてついでに手元にたくさんあるビッグボード界隈の写真から、何枚か。
・数年前にカスタムオーダーで製作した、Area Diamondはリッチがニコニコで携えて。
・地元の浜で、VELZY New Traditionalとフィッシモンズ。
・もう1枚はトリスタンがシェイプ上がりのフォームを見せている、V-Bottom これは私の板で昨年の来日製作時のもの。しばらく前にとっくに巻き上がっていたのですが、ず〜っと待機したままだったので今日をきっかけにワックスしよう、と。
















