OZ, 7'0" RABBIT custom
2025.10.03

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ケンジこと高橋 健次のオーナーラベル、OZの鉄版モデルがこれ、ラビット 時代性を超えた最もストレートなシングルフィンです。

だから、レトロとかなんとか、そういう語り口とは無縁です。
サイズレンジも広く波のコンディションのターゲットも、オーダー主のリクエストに応じてチューニングします。

今日のこの1本、サイズはピタリ7'0"。幅はこのモデルとして細くもなし、広すぎもしない。で、厚めの最大厚とそれに調和させたフォイルもドンピシャ。

今やコンベンショナルと言えるボトムのコンケーブ・レイアウト、のようでいてそんな中でも実はポジティブに寄ったもので、合わせてこの1本の個体としての指向はテールキックにも表れていますよ。

つまり動く板 この動くっていうセリフ、私が近年あえてというか、わざと発しているセリフ。なんだけど、走りもしないのにチョロチョロと動くのそれではなく、質の高い動き。
もちろんいい板の基本である速さ、ドライブ性の高さを備えた上で。
だから動く板で、走る板。
ほんとに走る板ってそんなに無いんですから、浜で注意深く見てみるといいですよ。

ラビット、そういう板です。

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ちなみに、カタチ ここにもケンジの個性とポリシーが見えていて、整ったカーブ。カーブに、面に、手を抜かない。
それはもちろんブランクに初手を入れるプランシェイプから、グラスワークもケンジの手になるその最後のポリッシュまでスジが通るわけです。

ところでそういう良し悪しの視点とは別にケンジの板にいつも私が見つけるポイントがあって、アウトライン、ノーズの1フットあたりのカーブがなぜかヒンソンっぽい線が見える、私には。
ここんとこの顔つきが男っぽくて好き。

前にその話を健ちゃんにしたら、まんざらでもなさそうだったのが私は嬉しい。
もちろん健ちゃんは意識してるわけもなし、ましてひとの板のちょろい丸写しはおろか、ディテールだって真似なんてしません。

お気づきの通りこの1本、オーダー主のリクエストでデッキにはライトニングボルトがマストなレジンでパネリングされています。
ネイビーブルーに、シャドウにはソニックブルーって感じでしょうか。

この板、私も今までに3本お願いしてるんですが、次にさらにアイデアを集合した1本をプラン中です。

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