


パベルきっての万能器、ニューオッターのバラエティ 6チャンネルとツインフィンの組み合わせ、ストックです。
オッターはサーフィンのほぼ全てのコンディションにおいて全方位にバランスの高い対応力を持つプラットフォームですが、この1本はその万能性を利用した上でスピードゲイン能力をさらにつまんで引っ張り上げたデザイン&シェイプ。
ボトムはノーズから始めるスライト・シングルコンケーブがボードセンターからフィンエリアに向かうまで深さを加えながら進みますが、ロール方向にもプログレッシブなカーブ変化を持たせたリッチ・パベルならではの超高度な術がほどこされています。
そのボトムのベースデザインはフィンエリアの少し前からVEEが与えられてテールに向かいます。
そのボトムのベースに6本のチャンネルがシェイプされていますが、長さの違いと位置関係と、各チャンネルのレベルにはここにもプログレッシブなレベル変化が与えられます。
これらのマルチレイアウトはボードが波に対して動きの流れの中で、それぞれのエリア/パートの作用と調和させたデザインになっています。
ですからこのオッター、たとえばターンの伸びのパートやダウンザラインではセンターセクションの長いチャンネルが明らかに速い走りを立ち上げて、一方でツインフィンの軽やかでポジティブな回転性にしなやかに同調します。
センターセクションのチャンネルはテールエンドではわずかなVEEパネルに回収された作りが見えます。これによってクイックな孤のターンのピークから、動きと操作感の固さを省きます。
両脇のそれぞれ2つのチャンネルエンドがバイトとして働き、ターンのロール深度とリリース操作のタイミングに応じて機能します。
デザイン・シェイプの動的な機能性をこのように説明すると、少し難しく聞こえてしまうかもしれませんね。
速さの出方と速さそのものと、積極的な操作とアプローチを喜ぶ板です。
そんなふうに仕向けられるような楽しい板。
レジンカラーとグラスプランもこの板のビジュアルを引き立ててますよ。
ぜひショップにおいでになって見てくださいね。
















