PAVELの長い板、カスタムの３連投です　こちらは全くのクリエイション、なのでモデル名が無いので無理やり名付けて、91T　お馴染みさんからのカスタムオーダーです。

この板についてオーダー主さんからの指定は長さ、つまり、9'1"でということだけ。オーダー主さんは弩級のPAVELエンスージアストですから、時々というよりは２本に１本はこのようなスタイルのカスタムオーダーをいただきます。

リッチもオーダー主さんについては隅々まで承知していて、今までに彼に削ったたくさんの板をちゃんと覚えています。
ですからこのようなオーダーでもまるで彼のボードラックを思い浮かべながら、この板のアイデアも練りました。

この板のプランは、たまたまシモンズの話の流れからカタチへと導かれました。とは言え、どこもシモンズでは無いし、リッチはコピーはもちろん浅はかな真似事はしませんから、この板の大きなヒップとスクエアなテールを持った板のピクチャに繋がったわけです。
それは、独創のツインフィン・ロングボードに結実したのはご覧の通り。


この板、とても明確に意思を持ったコンケーブ・レイアウトが特徴で、それはそのままリッチがいくつもデザインしてきているカッタウェイ・キールフィンのインサイドフォイル（フィン内側の、つまりこの場合はコンケーブですね）へと連結しています。
リッチはこのフィンエンドのアークカットとインサイドフォイルのコンケーブの作用も説明してくれましたが、それはまるでボードボトムからフィンが生えてきたようなデザイン・アイデアです。

この板も面白い動きと感触を持っているんでしょうね、波乗り報告が楽しみです。