先日デリバリーさせていただきました、けっこう小さいハル・フィッシュ 先日7/30のポストでもちょうど話題にしたこのモデル、今日のこれはもっとも小さいサイズ群に属しますね。
このサイズになると強いコントラストがカタチに表れますから、つまりもともとやや広めの幅を持つデザインですからアウトラインの前半2/3にはとってもカーブが多い。
テールの両チップに向かうカーブは大きくなるけど、それはつまりこの板のテールのTip to Tipが少し大きめにデザインされていることとセット。
このモデルはカットバックなどの深回り系ターンにラインの回る先に、さらに積極的に回り込むような動きとその回る速さが特徴。
リッチがモデル名に与えたHullな特性をそのような要素に組み入れるところは、やっぱりリッチのデザイン・イメージの特大さの典型です。
それらはもちろん、アウトライン&ロッカーと共に、とても独創性に溢れたボトムデザインに現れています。
このワードはストレートにデザイン性を表しやすいこともあって、同じモデル名を名乗る板はいくつか見受けられて、それらはいわゆるハルをフィッシュ型に切り出すというアイデア。
リッチは逆で、このモデルの属がFISHというところにブレが無くて、ハルの何をフィッシュに融合させたらサーフデザインに達するかという価値観。
で、この1本にはインサイドフォイルされたカッタウェイ・キールをセット。
このフィンは波のどこからでも素早いスナップを取り出せるという特長を持っている一方で、上で話した深回り系ターンのドライブ・駆動力を加えます。
もちろん、このスペシャルで細密なフォイルとそのクオリティは山王ファクトリーならではのものです。
急かすわけじゃ無いけど、波乗りリポートを待ってるところです。