つい先月到着していたファンタスティック・アシッドの入荷、色々なモデルのカスタムオーダーやストックボードの中に、ニューモデル・PMH（こと、プログレッシブ・モダン・ハル）があります。


ストックボードも早々とSOLD OUTしましたが、当然私も自分用にオーダーしておいた１本。
波がほどほどの日に下ろそうと思いつつ１ヶ月経ってしまいましたが、ついはずみで今朝下ろしちゃいました。
というのも、皆さんもウォッチしているように、今日あたりから少し波が出てくるんじゃないの、ってはずでしたがウチの地元のブレイクはセットで腰。
ですが、オフショアに誘われて、つい持ち出した。

そんな波ではありましたが、結果は素晴らしい板です！

今までにも作者のトリスタンからは、地元ビアリッツ〜カリフォルニア〜ハワイへと、各地のいろいろなハルライダーたちも含めたサーファーのライド・リポートが届いていて、それらはどれもこれも最高のリポート。

アイデアの時点からトリスタンがこの板のコンセプトを伝えてきてくれていましたが、各地のサーファー達からのリポートの通りの板です。

アシッドならではの、濃厚なハル・ライド＆フィーリングを一切犠牲にせずに、バックフット・コントロールに応えるマニューバー性の両立。
まんま、その実現。


そのコンセプトを、コンケーブの採用やレールフォイルの配分やボトムのカーブの消極化などのデザイン手法に逃げずに、アウトライン・ロッカー・フォイル・面構成とそのブレンド・バランスという、もっとも基本的でそれゆえにハードルの高いアプローチで実現させた点は、さすがあらゆる周辺要素の研究に突っ込みまくるトリスタンならではと感心しました。

ちなみに今朝のウチの波、小さいからパワーもないのですが、私のたくさんのミッドレングスたちの中でも単純なサイズ比較をしてみても波のキャッチからとても良いしタイミングも早い。
当然ながらこのノーズのボトムは"降りる"ことに積極的なだけでなく、速さの立ち上がりが早い。

で、普通にハルを意識したターンには、見事な感触を持ってラインに吸われるペネトレーションが気持ち良い。
途中のスローなセクションで、試しに後ろ足のパネルのプッシュと前足のレールチェンジのコンボで振り気味のトリムをしてみても、まるでダウンレールの板のようにそういう操作を嫌がらずに前に出ていくのが簡単。
このボトムなのでリフトを踏み返す事もいらないので、むしろスムーズで、しかも速い。

小さい波ながらも岸辺に出てくる速いセクション、ここでは試しに真ん中にタイトなスタンスだけで細かくアップダウンを繰り返してみても、テールのパネルはそのスタンスでもちゃんと働いて、行きたいところまで行ってくれます。

このモデル、ハル好きのクイーバーのバラエティとしても、そしてハルにも乗りたいバックフット・サーフィンに馴染んだ多くのサーファーにも、とても広くお勧めの板です！

カスタムオーダー・ご相談、ぜひどうぞ！
お待ちしています。