カリフォルニアとハワイのシェイピング・トリップから地元ビアリッツに戻った、ファンタスティック・アシッドのトリスタン・モースからショートムービーが届きました。
トリスタンはカスタムオーダー・ボードの製作のためにカリフォルニアとハワイに訪れていましたが、今回はもう一つのプロジェクトがありました。
時々訪れるカリフォルニアでのいつもの仕事場はトリスタンのサポーターの一人、ジェフ・ハルの工房。
ジェフは以前に営んでいたサーフボードのグラスショップを所有していますが、現在はメインであるボート製作ビジネスがお仕事。
サーフボードのグラスショップはそのままキープされているので、ジェフさんはそこをトリスタンの仕事場として提供しています。
さてジェフさんのボート製作にはグラスファイバーをマテリアルとするので、そのモールド作りのテクニックを使ってトリスタンの作るニーボード、"フレックス・スプーン"に新しい製作プロセスの開発にトライ。
ジョージ・グリノーの生み出したスプーン(ベロとも呼ばれます)はニーボードの一つのスタンダードとして、現在もいろいろな制作者たち(多くはありませんが)がそのデザインをフォローしています。
ディスプレイスメント・ハル専業ブランドを主宰するトリスタンはその最先鋭でもあり、彼の作るフレックス・スプーンはスプーンマニアだけでなく、最近はサーファーの間にも愛好者が徐々に増えつつあります。
幸い、スプーンはニーライド・ボードであることとスプーンならではのデザインの特性から、ボードサイズにそれほどのバラエティを求めないことで、このモールドを利用する製作プロセスがデザイン・シェイプの安定性と製作効率に大変有効です。
トリスタンはこの新しいフレックス・スプーンをハワイにもテストのために持ち込みました。
ショートムービーとは言っても見ごたえあります!
こちらでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=SqgjSJZzFsk&feature=youtu.be