っていうと、もっと前はヤング・ラスカルズって名乗って洒落た音楽を演るバンドでしたな。
こっちはフィッシュの話です。
今年もPAVEL RASCALはけっこうカスタムオーダーをいただいていまして、この唯一無二の独自コンセプトに磨きをかけています。
こういうフィッシュはあるようで無い、ましてリッチ・パベルのデザイン・シェイプとなれば話はぜんぜん違ってきます。
6台中盤から7台前半までのサイズレンジ、幅も厚さもあるボリュームたっぷりのフィッシュ。と言えば簡単にだけど、それがどうだ!、まるでスモールフィッシュのフィーリングじゃないか!!
というのがコンセプト。
ところで今日の写真の中にはラスカルが、なんでそのコンセプトがお題目だけじゃないのかが見える写真が含まれています。
もちろんその写真に写るひとつのパートだけで、コンセプトが実現されるわけではありません。他にもいくつものパートがあります。
で、それを見て分かる人もまずいないはずなんですが、じゃあなんでそういう写真をお見せするかと言うと、なんだか分からないけどその不思議が写ってるらしいよってくらいのお遊びにして、へえ〜なんて面白がってもらえればいいんです。
波乗りしてもらえば分かりますから、それで丸く収まる。
私だけ分かる自慢してるんじゃなくてですね、だってリッチに教わるんですから分かってて当たり前なんで、そういうホントのすごいデザインやら仕掛けやらがゴッチリ詰まって素晴らしいシェイプがみなさん一人一人の板に仕込んでありますよ、ということをお知らせしたいわけです。
ただし言わばリッチ・パベルの企業秘密を写真に撮って扱うので、何でも解説付けて丸出しするわけにはいきませんから、リッチを相談してお見せし方にも工夫をさせてただいています。
ラスカルそれ自体が何かの代わりではさらさら無くて、この板だけの代わりがきかない楽しさがあります。
そして例えば、うんと楽がしたいひと、楽じゃなきゃイヤなひと、普段はロングやボリュームのあるミッドレングス中心のひと、そういうサーファーには夢のフィッシュです。