


ちょっとスモールサイズのかっ飛びクリンカー ラウンドピンテールというリクエストには、むしろポインテッドラウンドと呼ぶのがいいかものデザイン&シェイプ応答。
仲良しのお馴染みさんA君はバリエーション豊富にスモールボードを好むサーファー、近年はそれらに加えてミッドレンジも楽しむ。
年明け早々に南方A地へのサーフトリップに出る予定に間に合いました、このクリンカー。
つい先日デリバリーしたこの板、ここ数日波のある彼の地元湘南でさっそくローンチしてリポート電話くれました。
"とにかく最高です!"、と話してくれた中で印象的だったのが、"トライフィンに乗ってるみたいでした"、と。
今は彼、トライフィン(いわゆるショートボードね)を好むわけではないけれど、以前はそっちのキャリアも積んでいる。
これに近い話は以前他のサーファーも聞かせてくれていて、ある意味その通り。
というのもクリンカー、いつもこの板を説明するときにお伝えしている一般的なチャンネルボトムとの大きな違い。
ストリンガーを挟んで両側に3本づつ与えられた6チャンネルはそれぞれ違う面フェイズを持ち、普通のチャンネルとはまったく違うロールのモーメンタムに対する相性の良さがあります。
そしてもちろんロールのモーメンタムに積極的に同調しながら、クロスするチャンネルによるスピードの上積みが加えられる相乗効果。
さらに外側2本のチャンネルのレールへのリリースポイントは場面によってバイトとして働くので、A君の言うトライフィンに乗ってるみたいという言葉は、それの拡張系でもある5フィンボンザーがトライフィンを吸収するのに似た動的感触すら感じさせるに至る、というわけ。
それでいてサイドの物理的にデカいフィンによるドラッグがないので、ターンの回転スピードへの抵抗が無い!
パベル・クリンカーはその"設計図"がとても複雑なものになるけど、それはもちろんそもそも高度によくできたサーフボード・デザイン&シェイプの高い壁にさらに加わる、チャンネルのマルチフェイズの流動的な多面性づくり。
この話になると以前面白いことがあって、あるイベントでリッチがシェイピング・デモを依頼された時のこと。
ブース内でリッチがシェイプしていたのはクリンカー、その様子をブースを取り囲んで見ている出展者やシェイパーさん達や一般来場客も大勢が見守っていました。
そんな時に、とあるギャラリーのやりとりが聞こえた私は耳を疑ったが、創造性と想像力のスケールはすごく違うものだな、と。ヒントがあってもね。
ちなみにA君がこの板を下ろしたその日は歯切れの良いスピーディーな動きのフィンとのセッティング。
彼は追加で以前リッチがデザインしてテンプレートとフォイルパターンをこちらに残していった、山王で製作するクリンカー・フィンもオーダーしてくれました。
そちらは年明けのトリップには間に合わないけれど、もうちょい先のお楽しみということで。
















