リポート Fantastic Acid, 9'0" V-Bottom
2025.07.18

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今年の来日製作でカスタムオーダーいただいた何本かのVボトムの中から、この1本。

つい先日板を下ろしてすぐにお知らせいただいて、"三井さん、私、この板は過去一です!"、と。
以前にもいろいろお話ししている中で、オーダー主のYさんはキャリアも長く板もさまざまなサイズとカテゴリーを体験してる。
それでいて板を選ぶ基準というか、響くポイントもちょっとユニークで、でもそれ私も同じようなところがあるので納得して面白いお話ができました。

このモデルの場合、操作に対する反応や動きがとってもコントラストが強くて、それが特長でとても面白いところなんですが乗り手によってはそれに驚いてしまうといった報告を聞くことがあるので、今回も3割増しくらい大袈裟にそれをお伝えしておきました。
ところがYさんは下ろしたその時から馴染んだだけでなく、独特なポジティブで早く速い滑り出しのテイクオフから超レスポンスのレールワーク、とんでもない深回りのターンまで気持ちよくて、フィンも含めてすべてバッチリ、と。

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私たちがこのV-Bottomをあえて、ディスプレイスメント・Vボトムと呼ぶこともある所以。

こちらの1本はカラーのニュアンスもYさんのこだわりが反映されていて、私たちが得意とするリッチなゴールデン・イエローでもなし、かといって単にスッキリ可愛らしいレモン・カインドでもなし。
写真やモニターでは表しきれない雰囲気のあるカラー作りが成功しました。

シェイプ上がりのフォームにはトリスタンのいつものサインにプラス、特にYさんのリクエストでちょっとナイスなワードが記されています。

湘南在住のYさんですが、今日はよく出かける西のお気に入りS浜にて。
綺麗なビーチにあれこれ持ち込んでパラソルで快適なスペースを作って、お気に入りの板と景色を楽しむのがマストだそう。

そして写真と共に、この板最高です!、ってメールが届きました。
ありがとうございます。

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