ちょいと久しぶりにこいつで波乗りしました、アシッドのフィッシュ・ハルです。

ディスプレイスメント・ハルの専業ブランド、ファンタスティック・アシッドのバラエティ豊かなラインナップの中でもハルの解釈を拡大・解放したモデル。作者トリスタンの飛び抜けた創造性が生み出した傑作です。

見た目でパッと分かる特徴のテール、２つの細身なミニラウンドテール、ハイ・アスペクトレシオのテンプレートにラテラルフレックスを強調したツインフィン。

いいディスプレイスメント・ハルの重力フリー感を伴うリフトと素晴らしい速さ、スッキリしていながら明快なドライブを持つカービングとターンが最大の特長。
基本的なハルは例えばボトムからの上がるターンでは１軸リフトとでも言えるすごく速い上下変位が特徴であり魅力ですが、このフィッシュハルではラインへのハル・ペネトレーションとカービング性のリリースがデザインされています。

私のパーソナルのこれ、長めの7'10"。
このモデルは6'前後から7'プラスあたりがベースとなるサイスレンジですが、少なくとも長さの好きなサーファーならこの長さも最高です。
サイズを問わず、この板を手に入れたサーファーからは"謎のテイクオフ"を聞くことができます。
いや、もともとお馴染みさんと話をしていた時に、"あの板、テイクオフの速さ・早さが謎級だね"、っていう話題になって彼も、"そうなんですよ！"、と。
それ以降、謎のテイクオフ。

デザイン・シェイプを見ればいかにもパドルもテイクオフも良さそうなのは簡単に想像がつくのですが、それにしてもその想像以上で、"あ、もう滑り出した？！"、って感じです。しかも滑り出しの後もダラダラしたものではなくて直後から滑りそのものが速い、走る。
その想像以上の早さ・速さを、謎、と言ってるだけなんだけど。

先日、２０２３の来日製作のカスタムオーダーの受付開始を速報しましたが、この板もお勧めモデルですよ。