Temple Ball Surfboards, FUGU 1
2022.06.04

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そう来ましたか! FUGU 1

 テンプルボール・サーフボード、70年代ハワイでも重要な役割を担ったビアリッツのレジェンド・ジョエル・ルークを親方に、マキシム・バデッツとトリスタン・モースを加えた3人がコラボーレーションした製作体制。
そのコンセプトはジョエルさんの歴史的なテンプレートを用いたデザイン・クリエーションです。

もうすぐアシッドの次回入荷分とともに、テンプルボールのサンプルボードが届きます。
ストレートなジョエルさんの作風とシェイプが、日本でもシェイプの良い波やサイズのなる波に機能することはすでに分かっています。

ですから今回リクエストしたのはテンプルボール・シングルフィンの基本的なキャラクターをベースに、日本のデイリーなコンディションとサーファーにフレンドリーなアレンジ。
実際のリクエストは、幅を加えてワイドポイントをアジャストしてテールエンドをピンから小さなラウンドを持つミッドレングス・シングルフィン、というシンプルなもの。

シェイプをノーズから見た写真からはノーズからエントリーのロッカーが控えてあること、さらにクオーターフォイルの画からはなんとなくのレールフォイルと板全体にわたる穏やかなロッカーが感じられます。
この板に記されたサインを見ると、FUGU 1とあります。フグ?、ちょっと膨らましたからかな?
いいなあ、その抜け感。その一方でダルシャンなんて呼んでるぞ。さすがテンプルボールを冠するだけに、静かに1本筋を通すか。

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アウトラインは、ホレもう、格好良い!としか言えない。
歴史を支えてきた説得力のカーブ。乗ってもいねえうちから言うのもなんですが、見た目はちょっと強そうだけど乗ったらしなやかで速くてすごくフレンドリー、と言うのが妄想の希望。

実はですね、そういう板ってたまに出会ってましてね、例えばオウル・チャップマンさんの板もそう。
分かりづらいカタチなんだけど、乗るとそりゃもう!

サーフィンはそういうのが無いとねえ。
なんもかんも普通にいい、ってんじゃ波乗りの後の飯も酒もねえ、美味さが違うでしょ。