EISHIN, 8'0" Twin Chin / custom
2022.05.06

ツインチンとしては最大サイズ界隈、8'0"のカスタム。そしてこの板は比重の軽さによる浮力のツキを狙って、EPSブランクスでのオーダーです。
フィンはあれこれ試したいという試行で、FUTUREプラグ。

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 このモデルはあまり極端な幅の広さを求めるプラットフォームではありませんが、長さもボリュームもエクストラをリクエストされたこの板では、それでも幅は22 1/2"。この板には十分以上。

そもそもこのモデル、波に乗った瞬間からそれがどの長さであっても長さを感じさせない、つまりもっと短い板であるように感じます。
それはチャインを味方にして適正にデザインされることで、全ての動きを速く・軽くしてくれることに起因して、さらに同じボード操作に対して例えばリフト量・回転量などが増幅される特長そのものでもあります。

またセンターセクションにはノーズのスライトVEEから始まることでボードのボトム前半に3つのチャイン・峰が現れ、つまりこれはエッジボードの作用とも共通するリーディングエッジとして働く。
センターのエッジ・峰は、テイクオフ時にはポジティブなドロップを生み、ターンではアンダーレールのチャインとそこに施されるコンケーブによって限られたエリアに集中するリフトが軽さとリフト量の大きさという作用です。

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白のフォームカラー、フリーラップ・ラミネーションで仕立てたソリッドな顔つき。

オーダー主から届いた最初の波乗りリポートでは、電話の向こうからでもニコニコと興奮が伝わってきて、よっしゃ!です。