TEMPLE BALL SURFBOARDS
2022.04.05

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フランス・ビアリッツのアンダーグラウンド・ヒーロー、ジョエル・ルークさんのリミテッド・プロジェクトです。

現在75歳にして波乗りもシェイプも現役のジョエルさんは60年代の前半からサーフボード・シェイパーとしてのキャリアをスタート。
早々と地元からハワイへと移り、全盛時代のライトニング・ボルトのバックシェイパーとして活躍しました。
故マイク・ディフェンダッファーの元で多くを学び、70'sのデザイン&シェイプ至宝遺産を守り続けています。

ファンタスティック・アシッドのトリスタン・モースは、昨年自身のファクトリーを飛躍させてもともと絶賛されるグラスワークの外部からの依頼にもキャパシティを充実させています。
そのファクトリーには地元ビアリッツはもちろんフランス各地、そして近隣ヨーロッパの各地の優れたシェイパーたちからの依頼と共に、彼のテックとスタイル、そして文化的に充実しているコレクションなどにも惹かれるサーフボードビルダーたちが集まります。

ジョエルさんもその一人で、最高の製作環境とトリスタンとのリレーションによって彼の板を求める多くのサーファーからのオーダーに少しづつ応えるというスタイルが始まりました。
その流れの中から、ジョエルさん、トリスタン、トリスタンのスタッフであるマックスのトリオによるボード作りにコンセプトが生まれ出しました。

そこで、ジョエルさんのデザインを核にした古くて新しいシングルフィン・サーフボードのリミテッド・プロジェクトがスタートしたのです。
そのコンセプトは、ジョエルさんのキープする脅威的な数と質の当時からのテンプレートとデザイン技法をベースに70'sボードの生々しい雰囲気を持つ、そして今の我々サーファーに新しい刺激をもたらすシングルフィン・サーフボードです。

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リミテッド・プロダクションですから年間の製作数は限られます。
エムズではこのテンプルボール・サーフボードを少しづつ日本のサーファーに提供します。

日本へのお届けにあたってジョエルさんのデザイン・シェイプの基本にプラス、このコンセプトを日本のサーファーが日本のサーフコンディションで十分に楽しめるようなデザイン・フィーチャーを整えるために情報交換が始まっています。
まずはこの数ヶ月の間にこちらからの情報とリクエストを元にしてジョエルさんと2人がクリエイトしたスタートアップボードが届きます。

それらを皆さんにご覧いただき、また私たちとクルーたちによるテスト、その後カスタムオーダーのお引き受けを予定しています。

ジョエルさんのキャリアと実績はハワイ、特にノースショア、パイプラインなどで積み上げられ評価を固められました。
一方上でも説明したようにテンプルボールのコンセプトは、今の、そして板を届ける先のサーファーたちとそれぞれのコンディションでの新しい刺激をデザインします。

単なるレトロなシングルフィンでもなく、70'sハワイアンボードのレプリカでもありません。

すでに彼らの地元ビアリッツの名手であり、ミッドレングスとログの指標にされているサーファー、クロビスさんの素晴らしいリポートと写真が届いています。
こちらは次のポストで紹介しましょうね。

ところで、テンプルボールの名、そもそもこのワードを知っている人は流石な人だけど、由来からしてユニークでこのボードたちが只者ではない生々しさそのもの。

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