グレッグ・ノールさんの訃報が届きました。SNSなどで知った方も多いでしょう。

その世代の大レジェンドたちの残したサーフィン遺産と偉業を知り直すときかもしれないと思いながら、グレッグ・ノールさんのこと、一つ思い出したのでみなさんにも。

末席ではありますが私もベルジー一家の者ですので、ラッキーなことに大レジェンドの何人かにお目にかかる機会をいただきましたし、彼らににまつわる話もデイルさんから聞かせていただきました。

たくさんの本の中の物語などでも伝わるように、多くのレジェンドたちがデイル・ベルジーのサーフボード・ファクトリーでビルダーとしてのキャリアをスタートさせています。
グレッグ・ノールさんもその一人で、まだ１０代の若者の頃と聞きました。

その頃デイルさんは複数のファクトリーを運営していて、それがどこのファクトリーからは聞きませんでしたが、ファクトリーと道を挟んだ向かい側にはコンビニのような店があったそうです。
その頃ノールさんはむしろ細身というほどの若者ですがアイスクリームが大好きで、毎週の給料を受け取ると向かいの店に行っては、でかい入れ物で売ってるアイスを買ってきては食べるのを楽しみにしていたそうです。
よくアメリカで売ってる、あのでかい入れ物のやつ。

デイルさん曰く、（ノールさんは）アイスクリームで体をデカくしたんだ、って。

私がノールさんにお目にかかったのは２００５年、デイルさんが亡くなって少し後の盛大なお見送りセレモニーとパドルアウトがドヒニーで開催された時。

とてもオーラがあって、その貫禄に驚いたのを覚えています。


合掌。