年初のお問い合わせの一つ、今年も引き続きこのモデルの話題。
ダイナミック・デュオ、字名はリッピング・エッグ。この1本はストックの、5'11"。
ざっくりなら70年代にさかのぼるデザイン・コンセプト、デュアル属とも言えますが、リッチはこの板の話になると、"デュアルではないよ、ダイナミック・デュオである"と言うよ。
つまり、"デュアル・シングルフィンからスタートしているけどこれのサーフィンは別物だよ"、と。
ボード自体のプラットフォームとデザインだけでなく、山王ファクトリーで1セットづつ細密にフォイルされるフィンも、実は普通の50/50フォイルじゃあないんです。
つまり、右・左があります。
速い!、は、PAVELボードの大基本にして約束事だからもはや当たり前として、この板のいくつもの特長から一つ取り出してみると、ターン弧のピークの深廻り。
例えば、よくある腰腹くらいの速いセクションをUPs & DOWNsで抜けていくにも、その上と下のピークを深く廻せます。
下ならば、うんと深く下ろして遠くを廻しても、カーブを伴いながら、それもその深さに遅れずに廻り上がってきます。
上ならば、速い波での素早いレールのリリースではなくて、波のトップでもっとボードのボトムを大きく使って波側のフィンだけでなく踵側(フロントサイドのライドとしてね)のフィンも意識する体の預け方をして加速のあるダウンが得られます。
もっとサーフェイスの大きめな波やセクションであれば深くボトムに降りて、2本のフィンで抱えた水の強力な放出スピードとカーブのモードに切り替えることができます。
リッチ・パベルのクリエイション、限界がありません。
お試しください。