EISHIN, Katniss
2021.01.10

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カットニス、この板のモデル名。

  これ、数年前の写真でリッチが来日製作していて佐藤英進とカメラマン・リーさんとみんなで某所に飯を食いに行った時。
板の話になって、英進が車に乗っけてたカットニスを見てトーク中。

リッチさんが英進を日本の弟子と言ってから、かれこれ12、3年は経ちましょうか。
そもそも日本にいる英進と私が最初に会ったのは、リッチの引き合わせという、なんと稀なモーメント。

ですからリッチが英進をどう評価しているのかを私自身がよく理解したのは、もうちょい後。
それは、ひとつは職人のシェイパーとしての学び続けるであろう人柄。最初は舞い上がって真摯に学んでも、それをキープする精神となると、私たち誰でも知っている通り。

もうひとつは創造性。これも言うのは簡単で、まして誰でも他の誰かのデザインに影響を受けたり取り入れてみたりは、特にキャリアの前半では当然。
その自分の手で削るそのシェイプに、サーフデザインが有るや否や、がそのデザインの消化であるわけで乗り手に伝わるかどうかの分かれ道。
そこに自分の内から出るアイデアやデザインという創造が絡み合って、そのシェイパーのサーフボードの持つ個性へと昇華していくのですが、ここらあたりに進むとなると険しいステージ。

リッチさんはその二つの将来性を英進に見つけたのでしょう。

ちなみにリッチ、このカットニスを褒めていました。
創造性が体を成している。もちろんサーフボードはサーファーとともに波乗りしますから、機能性とイメージのより高い調和が柱。

見た目の、このシュッとした姿はこの板のサーフィンを想像させます。
私もいつものようにちょっとズルいサイズとボリュームでオーダーしてありますが、英進、オーダーが集中していて私のそれはまだまだ後回し。
まあいい、暖かくなる頃に出来ればね。どうせ寒い間はうんとズルい板の世話になることが多いし。

こちらストックの、5'11"。
カスタムオーダー、ご相談、ぜひどうぞ。お待ちしています。

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