カスタムオーダーのカットニス、グラッシングに入ります。

　　オーダー主のWさんにはオーダーいただく度に、いつものようにその板ごとのリクエストを訊かせていただきます。
マンダラのスモールボードから始まり、ご本人が以前ジョーのミニシモンズ所有体験からオラシムのシムスター・ムーンテールへ。
それがきっかけで佐藤英進のデザインにも興味を持っていただいて、今回はカットニスで新境地。

１月１０日のトピックでも取り上げたこのモデル・カットニスは、王道フィッシュの加速フォイルによるナチュラルな高速性に、コントラストのあるシュレッダーとしての特質を融合させたデュアルフィン・フィッシュ。

その特質を生み出すデザインはボード各部に見つけられますが、大胆なカーブ変化で構成するアウトラインに同調するロッカーとボリュームの配置から、レールとボトムの連携性、そしてテールエリアのレールデザインに加えてインサイドフォイルを持つプライウッドのカットフィンまで。

そのデザイン・コンセプトの通り、フロウのあるサーフィンに冴えのある動きを加えてくれる板です。