PAVEL, MAHI HULL
2019.05.13
昨年デビューしたビッグ・ハルが、マヒ・ハル。
早くも今年の製作にカスタムオーダーを何本もいただいています。
思い切った幅を持つプランシェイプなので、けっこうデカい頭はそんなに大きく見えないのはトリック。
そして逆に思い切って絞ったテール。このカタチがモデルネームのネタ。
リッチが持っていると板が小さく見えるけど、これは9'4"。
ロングボードサイズでありながらフィーリングが濃厚なハルを、というコンセプトで生まれたこのモデル。
ノーズからエントリー、そしてボード中央部を通してディープなディープなハルを持ちます。もちろんフロントフットのボトムには安定性とプレーニング性を強調した面構成が見事です。
レールは超レスポンシブな小さなピークと抑えたボリュームですが、扱いづらいただのピンチではなく、ボトムのカーブと調和した流れを持ち、ちゃ〜んと適度な反発が小気味良い。
テールのボトムには、リッチならではのスーパーテックなデザイン。
ここの創りが、板の推進にはディープな高速ハルライド、ターンにはさらに強い押し出しを演出しますから、滑走の無抵抗感にターンのドライブが加われば強烈にラインに吸いこまれるライド。
ロングボード・クラスのハルはグライダー指向のデザインが多い中、ミッドレングスが持つ"モロにハル"なフィーリングを持つ唯一のモデルが、マヒ・ハルです。