2025年8月アーカイブ

タナカ・サーフボードのカスタムオーダー受付を開始しました!

タナカ・サーフボード(以下、タナカ)はプライベート・プロビルダー田中康則氏による、デザイン・シェイプからグラッシングの全てのプロセスまで彼自身の手になるカスタム・サーフボード工房。
すでに28年の製作キャリアを持ち自身のブランドのサーフボードのみをカスタム製作します。
たいへん研究熱心でクオリティ追求を止めない彼の気質と、二つの生業の片翼がサーフボードビルダーという自ら作り出した環境はこれからのカスタムボード作りのひとつの理想形。

エムズは2025年いよいよタナカを取り扱いブランドに加えてカスタムオーダーでお届けします。
価格も魅力! マテリアル価格をはじめとする価格上昇の環境下で嬉しい価格でお届けします。

第1弾はこの板、エッジスワロー。
多くのエッジボードをお届けしてきたエムズが提案する最新のコンセプトです。
ややゆったりしたノーズエリアのポイントノーズとスワローテール、とてもナチュラルなカーブ構成のアウトライン。

カスタムオーダーに対応するおよその参考サイズレンジは、6'6" ~ 8'プラスまで x 21" ~ 22 1/2" x 2 1/2" ~ 3"プラスまで。

このモデルをシンプルに表すと、動きの良さとその速さを持つミッドレンジ・エッジボード。
それもとても軽く素早いレスポンスが特長です。

よくできたエッジボードの多くに共通するキャラクターが、ボトムのエッジエリアに用いられるコンケーブの働きの支配性が強く反映するところ。
ですからエッジボードはオルタナティブな選択肢の中でも、そのような機能性そのものがターゲットになります。

ですからこのモデルの特長はボトムにインセットされるエッジエリアの、面フェイズとコンケーブが変化しながら組み合わされる構成の大胆さから生み出されます。
これらはレールのオンオフにとてもポジティブに作用します。

よくできたエッジボードはボトムのインセットエリアを囲むエッジそのものがプレーンエッジとして働くことで、たとえばテイクオフ時に早いタイミングでスタートするプレーンする機能も持ちます。
このモデルではセンターのストリンガーラインそのものも、パートによってプレーンエッジをさらにサポートするメリットをプラスしています。

それら各部のデザイン要素の集合は、スワローテール両端のスプリットされたリリースポイントで完成します。

こモデルはまた、サイズレンジを広く対応しつつミッドレンジに期待するパドルスピードや波のキャッチの早さ、そして同時に幅広い波のコンディションへの対応力の高さも魅力。
ですから、比較的長さを抑えたマニューバー指向のカスタムから、長さやボリュームに余裕を持たせつつ"動く"ミッドレンジまでチューニングの幅広いカスタムオーダーが可能です。


ここで紹介している板は、7'4" レジンティントカラー・ウェットサンドグロスフィニッシュ込みで価格は、¥180、000(税別)・¥198、000(税込)です。
この板はご希望があれば試乗のための貸し出しも可能です。試乗貸し出し条件などはお問合せください。

このモデルのさらに詳しい特徴や性格、またカスタムオーダーの際の指向性やリクエストなど、ぜひご相談ください。

現代サーフボードデザインのルーツ、マリブ・チップ(単にチップとも呼びます)をトリスタン・モースが飛び抜けたデザイン力と技をもって今に送り出すモデル。

トリスタン・モースは自身のブランド、ファンタスティック・アシッドにおいてディスプレイスメント・ハル専業に特化したデザイン&シェイプと自らグラッシングします。
一方で同じく自身のファクトリー、アトランティック・バイブレーションを主宰、グラッサーとして世界でもトップレベルと評価されて地元フランスはもちろん、カリフォルニア・ニューヨーク・ハワイ・オーストラリア各地を巡り、日本へは彼自身の希望もあって1年に一度の来日製作をしています。

トリスタンは30代後半という年齢でありながらすでに25年に届こうとするサーフボードビルディングのキャリアを持ち、サーフボード史を網羅する研究家でもあります。
彼の研究対象になるサーフボードデザインは多岐に渡り、マリブ・チップも数年前から取り組んでいます。

チップのオリジナル時代は1940年代から50年代初め頃。ちなみにそれ以前は、プランク・ホットカール・クックボックスなどのプリミティブなデザインのサーフボードが混合していた時代。
そのチップ時代は(もちろん他にも色々なアイデアのボードがありつつ)サーフボードらしいサーフボードは、おおよそチップあるいはその派生デザイン時代であったと言えます。

その時代の次の改革は50年代半ばにデイル・ベルジーが生み出したピッグ。
ピッグによってターンがマニューバーに発展し、サーフィンにマニューバーがもたらされるきっかけになりました。

ですからチップは、いわばビフォー・マニューバー、つまり波をキャッチし必要なターンと純粋な滑走を楽しむ原点的波乗りのルーツデザイン。

トリスタンが今なぜマリブ・チップを復活させるか?
それは単にレトロスペクティブな視点とデザインの提案ではなく、チップを深く研究しそのデザインエレメントを磨いて再生することで、作り出すチップが乗り手にそのようなサーフィンのマインドをサーファーと共有し、チップで波乗りすることでそのサーフィンを提供することを目指しています。

そしてサーフボードデザインの歴史を見渡せばマリブ・チップはディスプレイスメント・ハルのルーツでもあるから。

ですから、古くて乗りにくいサーフボードではなく、誰でも容易に波をキャッチし、それは誰にでも記憶にある原点の感覚、さらにサーファーが波のラインに板を運べばどこまでも滑っていくような高速滑走。

当然、デザイン・シェイプの基本は現在供給されているカタログモデルのブランクスたちではロッカーの成り立ちが違うことで、このモデルのためのロッカープロファイルに合わせてスペシャルブランクスをカスタムオーダーすることから始めます。

すでに数年前から製作を積み上げているチップのサーフィンは、昨年来日時のイベントでご覧いただいた映像作品でも見ることができます。
それはある意味とてもロマンティックなサーフィンの一面。
同時にサーフィンにまつわるマーケティングや流行り廃りとは遠くにあるもの。

この1本は、想像上のメモリーやイメージからニュアンスを探して呼び出したマルーンのピグメント。
マリブチップの時代にすでに別格と評価されたVELZY CHIPとのコラボレーションです。

トリスタンお手製のマンゴーウッドをコアにして、VELZY CHIPに与えられたフィンテンプレートで作り出したウッドフィン。

ロゴラミネートはVELZYのヒストリーでも最古のデザインを復刻し、トリスタンの愛する書籍から抜き出したページの一部を切り出してサインを施しています。

トリスタン・モース自身によるカラー・ラミネーションと山王グラッシングの超ハイクオリティ。

9'11" x 23" x 3 1/4" トリスタン・モース・シェイプ&カラーラミネーション/山王グラス
¥385、000(税別)・¥423、500(税込)

現代サーフボードデザインのルーツ、マリブ・チップ(単にチップとも呼びます)をトリスタン・モースが飛び抜けたデザイン力と技をもって今に送り出すモデル。

トリスタン・モースは自身のブランド、ファンタスティック・アシッドにおいてディスプレイスメント・ハル専業に特化したデザイン&シェイプと自らグラッシングします。
一方で同じく自身のファクトリー、アトランティック・バイブレーションを主宰、グラッサーとして世界でもトップレベルと評価されて地元フランスはもちろん、カリフォルニア・ニューヨーク・ハワイ・オーストラリア各地を巡り、日本へは彼自身の希望もあって1年に一度の来日製作をしています。

トリスタンは30代後半という年齢でありながらすでに25年に届こうとするサーフボードビルディングのキャリアを持ち、サーフボード史を網羅する研究家でもあります。
彼の研究対象になるサーフボードデザインは多岐に渡り、マリブ・チップも数年前から取り組んでいます。

チップのオリジナル時代は1940年代から50年代初め頃。ちなみにそれ以前は、プランク・ホットカール・クックボックスなどのプリミティブなデザインのサーフボードが混合していた時代。
そのチップ時代は(もちろん他にも色々なアイデアのボードがありつつ)サーフボードらしいサーフボードは、おおよそチップあるいはその派生デザイン時代であったと言えます。

その時代の次の改革は50年代半ばにデイル・ベルジーが生み出したピッグ。
ピッグによってターンがマニューバーに発展し、サーフィンにマニューバーがもたらされるきっかけになりました。

ですからチップは、いわばビフォー・マニューバー、つまり波をキャッチし必要なターンと純粋な滑走を楽しむ原点的波乗りのルーツデザイン。

トリスタンが今なぜマリブ・チップを復活させるか?
それは単にレトロスペクティブな視点とデザインの提案ではなく、チップを深く研究しそのデザインエレメントを磨いて再生することで、作り出すチップが乗り手にそのようなサーフィンのマインドをサーファーと共有し、チップで波乗りすることでそのサーフィンを提供することを目指しています。

そしてサーフボードデザインの歴史を見渡せばマリブ・チップはディスプレイスメント・ハルのルーツでもあるから。

ですから、古くて乗りにくいサーフボードではなく、誰でも容易に波をキャッチし、それは誰にでも記憶にある原点の感覚、さらにサーファーが波のラインに板を運べばどこまでも滑っていくような高速滑走。

当然、デザイン・シェイプの基本は現在供給されているカタログモデルのブランクスたちではロッカーの成り立ちが違うことで、このモデルのためのロッカープロファイルに合わせてスペシャルブランクスをカスタムオーダーすることから始めます。

すでに数年前から製作を積み上げているチップのサーフィンは、昨年来日時のイベントでご覧いただいた映像作品でも見ることができます。
それはある意味とてもロマンティックなサーフィンの一面。
同時にサーフィンにまつわるマーケティングや流行り廃りとは遠くにあるもの。

この1本は、想像上のメモリーやイメージからニュアンスを探して呼び出したグリーンのピグメント。
マリブチップの時代にすでに別格と評価されたVELZY CHIPとのコラボレーションです。

トリスタンお手製のマンゴーウッドをコアにして、VELZY CHIPに与えられたフィンテンプレートで作り出したウッドフィン。

ロゴラミネートはVELZYのヒストリーでも最古のデザインを復刻し、トリスタンの愛する書籍から抜き出したページの一部を切り出してサインを施しています。

トリスタン・モース自身によるカラー・ラミネーションと山王グラッシングの超ハイクオリティ。

9'8" x 23" x 3 1/8" トリスタン・モース・シェイプ&カラーラミネーション/山王グラス
¥385、000(税別)・¥423、500(税込)

オラオロ・シモンズにジョー・ボーゲスが盟友であるマイク・イートンのジンガーボトムをコンビネーションしたモデル、ジンガー ジョー・ボーゲスが生み出した現代のシモンズを引き継いだエムズがジョーのオリジナルデザイン&シェイプを再現して製作・お届けするのがオラデオロ・シムです。

今回オラオロにいよいよ加わった、LEO Kシェイプ&グラッシングの新シリーズ。
もちろんオラオロの全てのモデル、ジョー・ボーゲスのオリジナルデザイン・シェイプを再現した板ばかりです。
さらにLEO Kとエムズの協力体制で価格も大幅に抑えたシリーズです。

ジンガーは5台から9台までのサイズレンジ、こちらの1本はミッドレンジ。
オラオロ・シモンズそのものが常識を遥かに超える動きの速さ・軽さが特長ですが、ジンガーはまた同様でありつつターンの伸びの大きさと軽いのにキレがあるのがさらなる特長です。

マイク・イートンのジンガーから伝授された、とても独特なフィン・テンプレートとセットアップを忠実に再現して専用フィンを製作、FUTUREプラグにセットされます。
もちろん専用フィンセットが付属します。

こちらの1本はわずかにグリーンのニュアンスを持つ淡くて渋いイエロー系のピグメント。
オラオロ・シモンズの約束通り、EPSフォームをエポキシグラッシングはグラッシングにも高度な腕を持つLEO Kのクオリティが発揮されています。

7'6" x 23 1/8" x 3" LEO Kシェイプ&グラッシング(専用フィン付属)
¥250、000(税別)・¥275、000(税込)

オラオロ・シモンズのど真ん中定番モデル、ミニシモンズです ジョー・ボーゲスが生み出した現代のシモンズを引き継いだエムズがジョーのオリジナルデザイン&シェイプを再現して製作・お届けするのがオラデオロ・シムです。

今回オラオロにいよいよ加わった、LEO Kシェイプ&グラッシングの新シリーズ。
もちろんオラオロの全てのモデル、ジョー・ボーゲスのオリジナルデザイン・シェイプを再現した板ばかりです。
さらにLEO Kとエムズの協力体制で価格も大幅に抑えたシリーズです。

ミニシモンズは5台から6台半ばまでのサイズレンジ、こちらの1本はミニシモンズとしては余裕のあるサイズですのでミニシモンズのキント雲に例えられる超速で超軽い動きによる自由度はもちろん、ただでさえクラス越えのテイクオフはさらに強烈。

ミニシモンズ・デュアルフィンの独特なウッドキールフィンもLEO Kによるハンドフォイルされて、グラスオン。

こちらの1本はグレーイッシュな渋いグリーンのピグメント。
オラオロ・シモンズの約束通り、EPSフォームをエポキシグラッシングはグラッシングにも高度な腕を持つLEO Kのクオリティが発揮されています。

6'3" x 22 3/8" x 2 3/4" LEO Kシェイプ&グラッシング
¥179、000(税別)・¥196、900(税込)

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